<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
ビートたけしの時事ネタを使った笑いには、やはり天才だといつも感心させられます。
「いつも」と言うのは、これまで何度かたけしの会見を取材しましたが、ほぼ時の人をいじったネタを披露しているからです。昨年11月29日に行われた来年のNHK大河ドラマ「いだてん」の会見では、
同日、横綱日馬富士の引退会見が行われる日だったこともあり、会見の冒頭、いきなり「どうも、日馬富士です」とボケるあいさつで爆笑を誘っていました。
先日も、たけしが総合司会を務めるフジテレビ系「FNS27時間テレビ~にほん人は何を食べてきたのか?」を取材しました。
どんな時事ネタでくるか予想していたところズバリ的中。 日本ボクシング連盟前会長の山根明氏を思わせる発言を連発していました。「カンロあめがないじゃないか。和牛しか食わないんだよ」「うまいかまずいかは奈良判定で」などと、会場を盛り上げていました。
多忙な身でありながら、日々、新聞や情報、報道系の番組をしっかり見ており、世の中の動きに敏感な姿勢がうかがわれます。
最近は、たけしの取材となると、どんな時事ネタを披露するか予想するのが楽しくなっています。予想が当たっても、そのうえ暴走気味の言いたい放題でも、期待を上回る笑いに結びつける才能は、いまさらという声が聞こえそうですが、やはり天才だと思います。
世の著名人は、たけしにいじられないような生き方をしないといけないかも?
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00301891-nksports-ent
みんなのコメント
天才のなれの果て、という感じ。1980年代に、テレビの笑いのスタンダードを変えたのは確か。1990年代に、日本映画に新風を巻き起こしたのも確か。
でも2000年以降に、なんか新しいことを成し遂げたとは思えない。もちろん、過去の功績が偉大であることは疑いの余地がない。でも「かつて凄かった人」という扱いで充分じゃないのかな。周囲が持ち上げようとするので、むしろ、見ていて痛々しく気の毒。