女優の大場久美子(58)が31日、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にVTR出演。8年にわたるパニック障害との闘い、克服までの道のりについて語った。突然訪れる恐怖感や強い不安によって、激しい動悸(どうき)やめまい、呼吸困難などの発作が生じるパニック障害。
これまで多くの芸能人が公表してきたが、最近では、6人組グループ「King&Prince」の岩橋玄樹(21)がパニック障害の治療に専念するため、芸能活動を当面休止すると発表したばかり。
大場が発症したのは39歳の時。アイドル歌手、女優として順風満帆な芸能生活を送る中、20年以上看病していた母親が死去した時期だった。
「精神的につらくなるのは当然だから、時間がたてば自分の中で理解できると思っていたのですが、1日の中で何回もパニック症状を起こすようになって」。発作の兆候も分からず、いつ襲われるのかという不安とも闘わなければならなかったという。
テレビ番組の収録時に症状が出た時には「私のために収録をストップするわけにはいかないので、自分の手をつねったりして、気をそらしていました」。
息苦しくなると過呼吸になり、話すことが困難になることから、電車のパスカード入れの中にマネジャーの連絡先を入れておき「ここに連絡してください」と提示したり、
「命にかかわりません。涼しいところに連れて行ってください」「救急車は呼ばないでください」と書いたメモを見せるなどして対処してきたという。
自身が安心できるアイテムを持ち歩くなど試行錯誤を重ねて、発症から8年後に克服。現在は心理カウンセラーの資格を取得し、講演活動も行っている。
「隠しながらつらい思いをしている人もたくさんいると思う。私は告白することによって行動範囲が広がりましたが、人によって克服する道のりは違う」と大場。
「克服できる病気だと信じているので、みなさんもあきらめず安心して、できることからゆっくりとやっていただきたいと思います」とパニック障害で苦しむ人へメッセージを送った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000137-spnannex-ent
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