セブン銀行の新サービス「セブンコンシェルジュ」をご存知だろうか? 人気声優のボイスと女性向け恋愛ゲーム風のキャラクターが、取引きを案内してくれるというものだ。“優しいお兄さん”や“ちょっぴり反抗期のオレ様高校生”など7人の男性キャラが「あ、来てくれたんだ~」「暗証番号教えてよ」といったセリフで出迎える。
サービスがスタートしたのは6月末で、今年夏に開催したコミックマーケットに体験版のATMを設置したことでも話題を呼んだ。
なぜ銀行とキャラクターのコラボが実現したのか? その経緯について開発を手がけたセブン銀行セブン・ラボ次長の長沢さんと業務推進部の吉田さんに聞いた。
■ターゲットは初めて銀行口座を開設する高校生~新社会人
スマホ向け恋愛ゲームやイラスト等を多数手がけるフーモアからの提案で2017年の4月にスタートしたというこのプロジェクト。ターゲット層を10代後半~20代前半の女性に絞ったのには、セブン銀行のある狙いがある。
「初めて銀行に口座を開設する年代として多いのが10代後半から20代前半くらい。アルバイトや就職で給料を振り込んでもらうための口座が必要になるタイミングです。
しかし、銀行を選ぶ基準はアルバイト先で指定された、家の近くに支店があったからなど、なんとなく選ばれている場合が多い。
“セブン銀行が好きだから口座を作りたい”と積極的に踏み込んでもらいたいという想いがあり、そこから企画がスタートしました」(長沢)
それぞれ別の部署から今回セブンコンシェルジュの開発チームの中心メンバーに抜擢された吉田さんを含む3人の女性の共通点は、“オタク”であること。好きなジャンルは違えど、言語や認識の共有がスムーズにできたという。
「オタクの人たちって、推しのためなら惜しみなくお金を使う。お金に対する考え方が少し違っているんです。そういう人たちに向けての貯金方法というのも提案したいと思い、
最初は“廃課金”ならぬ“廃貯金”ができるアプリなども考えていました。そこから社内で協議を重ね、最終的にATMのコンテンツを作るという方向性になったんです」(吉田)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000301-oric-ent
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