『家政夫ナギサさん』(TBS系)、『ハケンの品格』(日本テレビ系)、『MIU404』(TBS系)など、軒並み二ケタ視聴率を獲得し好調な今期ドラマ。その中でなぜか苦戦しているのが、石原さとみ(33)主演の『アンサング・シンデレラ』(フジテレビ系)だ。

ドラマは、「患者に寄り添いたい」という信念を持つ病院薬剤師・葵みどりの奮闘を描いたもの。薬剤師という、これまであまり一般に知られることのなかった仕事を明らかにしていてなかなか新鮮だし、抑えた石原の演技も決して悪くない。

が、ドラマの感想コメントはすこぶる不評なだけでなく、視聴率も初回から下落続き。4話目でやっと二ケタに戻した、という低空飛行だ。

では一体何がネックとなっているのか? コメントを確認していると、とにかく多いのが「あんな薬剤師、あり得ない!」「実際にいたら迷惑すぎる!!」というものだ。

というのも葵みどりは、「薬剤師は医者が処方した薬を調達するだけ」という価値観が基本の中、ただ一人、患者の話を詳しく聞いたり、処方に疑問を持てば医師にも恐れず意見をするからだ。

しかしタイトルの「アンサング(=讃えられないという意味)」が物語るように、薬剤師は縁の下の存在で、その仕事について詳しく知る人は少ない。多くの人はせいぜい、病院や薬局で薬を受け取るときに接している程度だろう。なのに皆が、「葵みどりのような薬剤師はあり得ない」と言う。


ネットの反応

1.
ここまで薬剤師って立場が全面に出るドラマは無い。
ドラマだから観れる内容。
石原さとみさんの葵役は、ナース役の時もあおいだった。
アオイって役に縁があるんだね。
2.
私の違和感は、ちょっとずつズレた設定かな。でんでんさんのマジックとか。急に態度を変えたハク父とか。野球大会全員参加とか。

あと、チーム医療とするなら原作の風紀看護師とのエピがあったり看護師との連携があったら納得性があったかな。

3.
こんな薬剤師さんいないだろうし、なんか見ていて疲れちゃう。私仕事出来るし、どーよって感じの圧がすごくて2回位で止めちゃった。
4.
医師の処方箋って間違いも少なくないし、それを医師に確認をし、訂正したり、他の病院でかかってる薬と被ってたり、飲み合わせで悪かったりするのを調整したりするのも仕事。

目立たないようだけど、別に医師の言われた処方を確認しないて出したりするわけでもない。薬剤師が確認してるから安心して薬を服用出来る面もある

5.
医師が言った飲み方と、薬剤師が言った飲み方が違うことがあった。

医師は「食後にまとめて全種類飲んでよし、症状が改善したら服薬やめてよし」、薬剤師は「これは食前1時間位前、こっちは食後に。症状が改善しても全て飲みきること」

飲み方の指示が違ってると言ったら、
薬剤師が目の前で医師に電話して問い合わせてくれたけど結構な言い争いっぷり。最後は薬剤師が「私の言う通りで。あの先生はいい加減ですから」と言い、

後で医師に聞いてみると「あの薬剤師は細かいから。ちゃんと飲み方指示したのに改めて聞くから。本当は私の指示通りが正しいのに」と責められ、嫌な目にあった。

やや強い、特殊な症状の病気だったので結局大きな総合病院で診察しなおし、もらった薬を見せ、薬を一部変更して処方しなおし飲み方も改めて教えてもらいました。

お互いプライドあるんでしょうけど、何の知識もない患者にとってはいい迷惑でした。

6.
ホリプロから何か依頼があったような記事に感じる。
7.
薬局の薬剤師です。
事務員には「患者さんの前では先生って呼んでね。普段はなんでもいいから」といっています。
患者は薬剤師のことを薬を渡すだけの、便利係としか認識していません。

なので、人によっては説明もまともに聞きません。
薬剤師の一番大事な仕事は、医師のミスを発見し、正すことだと思っています。間違った薬や、怪しい薬が処方されていれば、医師に疑義照会しなければいけません。

しかし、「薬剤師ごときが、お医者様の処方にケチをつけるのか?もうこの薬局にはこない!」と、怒鳴られたこともあります。

患者さんの前で事務員に「先生」と呼ばれている薬剤師と、「さん」で呼ばれている薬係のおじさん、患者さんはどちらの言葉をちゃんと聞きますか?

なので私は患者さんの前でだけは「先生」と呼んでもらっています。

8.
ドラマじゃないですか。刑事ものだって、街中拳銃持って走り回ったりしないでしょう?リアルではなく、ドラマとして楽しめばいいのでは?

薬剤師という仕事にスポットを当てたのは新しいと思います。
そういえば、薬剤師さんって意識した事なかったな〜。お礼を言ったこともないかも。次からは意識できると思う。
医療チームの一員なのにすみませんでした。

9.
薬剤師は薬のプロで、医師より薬に精通している。
医者と比べて、その地位を低くみる傾向は間違いだと思う。

患者の治療においては、互いの意思疎通は非常に大事だ。
そいう意味で、問題提起となる良いドラマだ。

10.
医者を悪者にしないと薬剤師が主人公になれない、っていうのは、嫌な感じがする。
自分の知る会社では、薬剤師が偉そう。

薬局経営は、薬剤師は高給で、チェーン店じゃないと収益出ないし、
ドラッグストアでは大した仕事してないが、法律で管理薬剤師いないとダメってなってるから薬剤師がいてるだけで、他の従業員のほうがよほど働いてる。
薬剤師でもいろいろいる。

11.
皆さんが書いてますが、薬剤師の業務内容としてはやりすぎ感はあると思います。

視聴率が振るわないのは、薬剤師の業務内容の説明の側面が強いからだと思います。

視聴率の高い職業系ドラマは、だいたい事件発生後、主人公のおかげで無事に解決。めでたしめでたし・・・
このドラマは薬剤師という業務が縁の下ととらえてるので解決しても主人公のおかげという面が弱まってるのかなと思います。
もっと石原さとみを前面にだして「私のおかげで無事に解決!!」にしたほうが、ドラマとしては面白いかも??

12.
あくまでもフィクションって事を忘れないでほしい。でも、ドラマがきっかけで志す人もいる。もしかしたら、こういう人たちが増えれば、現状を打破できるのかもしれない。

それこそ意味があると思う。現実に即したかは問題ではないと思う。だから絶賛する人、否定する人がいていい。

13.
ドラマ見てます。

薬剤師さんって本当に人によると思います。
きちんと履歴を見て一言添えてくださる方や質問すると嬉しそうに丁寧に説明してくださる方もいます。

一回医師に誤った処方をされ、薬剤師さんも少し疑問を持ちながらもそのまま処方されてしまいましたが、その薬剤師さんの疑問感が引っかかって自分できちんと確認して誤りに気付いたことがありました。

今は何処の薬局でも処方してもらえることが多くなりましたが、合う薬剤師さんがいる決まった薬局で処方してもらう方がいいと感じます。

14.
低視聴率っていってもフジの今期ドラマでは一番数字取れてるし結構面白く見てますが
15.
全ては患者さんのためはわかる。
患者さんに寄り添うのもわかる。

だけど、このドラマは
範疇を超えてる。

だから、4話から観てない。

16.
ドラマだから仕方ないけど薬剤師ってよりかはただの世話好きな主人公のお話に見えるんだよね。
まあ薬剤師の仕事のことなんか全くわからないからそれなりに楽しんで毎週見てますけど。
17.
開業医だと、薬局とズブズブな関係で、私がM Rやってたときは、薬局でどこどこの製薬会社の製品を大量に購入したから、先生にそれを1番に出してもらうように連絡してたケースがザラだったけど。。
18.
一回目を見たとき、看護師さんがいるのに、心臓マッサージをしているのを見て
ありえないと、その他もわざと頑張ってる感を出して、ありえない設定。

1時間もまたず、消してしまいました。
もう少し、現実味のある中で、患者の事を思って行動する薬剤師なら興味をひいたと思います。難しいのかしら??

19.
家族が薬科大に入学したとき、日本とアメリカでは薬剤師の地位が違うと聞いた。アメリカでは医師と同等のように見られるが、日本ではそうではないと。近い未来薬剤師も聴診器に持たせたいと。

7、8年くらい前ですね。あれから、理想にちかづいたのだろうか。

20.
このドラマは確かにあり得ない設定かもしれない。

でも、ガン治療で通院、その後入院となった父の主治医は「今の状況では○○薬と△△薬がありますが、お薬は薬剤師の方が専門だし、相談しましょう」と謙虚にアドバイスしてくれたし、かかりつけ薬局も家に来てくれて処方の説明してくれたり、薬剤師がアンサングとは決して思っていない。
とても、重要な職業だ。

21.
病院内で薬剤師があんなに病室に入ることはありえませんし、医師に反発しているのも見た事がありません。
ドラマだから成り立つのでしょうけどね。
22.
MRの心意気がこれから出ます
23.
自分はこのドラマは一番好きです。毎回涙腺崩壊です。逆に半沢直樹見たいとも思わない。人それぞれなのだから!
24.
同じ薬業界でも、多部未華子のドラマは好意的な感想が多いよね。どちらかというと、多部未華子のドラマの方があり得ないだろうけど、お仕事ドラマとしては面白い。

石原さとみの方は問題定義型かな。実際に、薬剤師に対する見方が変わった人も多いのでは?
まあ、どちらも毎回楽しみにしています。

25.
低視聴率なら主演のせいにするのはやめてもらいたい。半沢みたいに総合視聴率だせばいい。
26.
レントゲン技師といい
無い無い
27.
病院薬剤師の仕事について触れていただきありがとうございます。
お知り合いの医師の方の話ですか。

この番組で取り上げられている病院薬剤師の仕事内容は、現在では大部分が厚労省により推奨され、国の保険制度でも点数化(技術料)されております。

ただ現状は、これだけの業務を行えるほどの専門性を持つ薬剤師の人数や設備、体制が整っている病院は、まだまだ少ない状況です。

比較的、民間の大病院ほど力を入れていますが、技術料収益を期待して力を入れ、結果として患者さんへのサービスに繋がれば、評判も上がる効果を考えて進めている施設が多いようです。

意外と公的な大病院では職員の定員規定等が邪魔をして、全患者さんへの実施が難しい施設が多いようです。
詳しくは
日本病院薬剤師会のホームページで、業務紹介の資料等を見ることができます。
日本病院薬剤師会ホームページ→日病薬の概要→バンフレット等で検索ねがいます。

28.
原作はいいのに脚本がダメな典型的な悪い例なだけ
29.
さすがアンサング
そんな薬剤師実在してます。
1日調剤せずに、病棟で患者さんに寄り添い、看護師や医師と意見交換。

調剤の肝は、処方鑑査。
薬剤師はピッキングマシーンじゃないんだけどなー

30.
ストーリーは良いと思うけど、看護師がほとんど登場しないので、ちょっと不自然に思えてならない。


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