NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月~土曜前8・00)で朝ドラに初出演した俳優の豊川悦司(56)が“怪演”した人気少女漫画家・秋風羽織が、来週第16週「抱きしめたい!」(16~21日)で再登場することが14日、分かった。
この日放送された第90話のラスト、次週予告で判明。最後の登場と思われた「漫画家編」の“最終回”第81話(4日)のオンエア後、インターネット上には「秋風ロス」が広がっただけに、ファンには朗報となった。
次週予告に、和装姿の秋風が1人、腕組みしている姿が登場。SNS上には「秋風先生が帰ってくる~!来週楽しみすぎる」「来週は秋風復活祭やで」「予告で感激して泣いたっ!早く来週見たい!」など、歓喜の声が相次いだ。
番組広報担当者によると、秋風の再登場は回想シーンではなく「秋風先生らしい素敵なシーンになっていますので、楽しみにしていただければ」。再び大きな話題を呼びそうだ。脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)も4日の放送後に自身のツイッターで「あ、秋風、また、出るよ!」と再登場を示唆していた。第82話(5日)から新章「人生・怒涛編」がスタートしている。
第81話、最後の秋風塾。「私はもう、あんなに好きだった漫画が苦しいだけになってしまいました」と涙ながらに打ち明ける鈴愛に、秋風は「漫画家を、辞めたらいいと思います。あなたはアイデアがとてもよかった。言葉の力も強い。
しかし、その構成力のなさは、物語を作る力の弱さは、努力では補えないと思います。漫画を、もう、辞めたらいいと思います」と引導を渡した。その声は震えていた。
3人の弟子に生原稿を贈り、秘書の菱本(井川遥)は「あなた方3人は秋風羽織の生涯たった3人の弟子です」。そして事務所「オフィス・ティンカーベル」に1人、秋風は初めてサングラスを外し、マイクを手に歌う女性が描かれた壁画に3羽の鳥と涙を青いペンで描き足した。秋風の目は真っ赤。
涙が今にもこぼれ落ちそうだった。このシーンは当初の台本(ト書き)を豊川自らのアイデアで変更。1枚しかない壁画にペンを入れるため、撮り直しの利かない一発本番の芝居に挑んだ。
ネット上には「サングラスを外した秋風先生の目が真っ赤なのが、もうたまらん…。とうとう涙腺決壊」など、惜別の声が続出した。
秋風はドラマ前半を牽引した人気キャラクター。鈴愛が差し入れた岐阜の郷土料理「五平餅」を食べ「うんま(うまい)!これは真実の食べ物だ」(第24話、4月28日)と第一声を発するなど序盤は“変人”ぶりやコミカルさが際立ったが、
終盤は結婚が決まったユーコに「ここ(オフィス・ティンカーベルと秋風ハウス)から送らせてほしい。ここからお嫁に行けばいい」(第70話、6月21日)と親心も。豊川が硬軟自在に演じて“変人”を愛すべき男に創り上げ、視聴者の笑いと涙を誘った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000071-spnannex-ent
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