漫才日本一を決める「M-1グランプリ」で初審査に臨んだ落語家の立川志らくさん(55)の発言が、ネット上で波紋を広げている。

志らくさんは、「不徳の致すところ」とツイートしたが、発言の意図も説明している。

■「プロがゲラゲラ笑うのは、そんなに面白くない」

「99点」。テレビ朝日系で2018年12月2日生放送された「M-1グランプリ」決勝で、お笑いコンビ「ジャルジャル」に志らくさんがこんな高得点を付けたことが分かると、スタジオ内から驚きの声が上がった。

早速、司会の今田耕司さん(52)から感想を聞かれると、志らくさんはいきなりこう切り出した。

「実は私、ずっと見てて、1つも笑えなかったんですよ」

続いて、こう続けた。

「だけども、ものすごく面白かった。だから、これがプロの芸人を笑わせる芸なのかなというふうに感心して。プロがあまりゲラゲラ笑うようなのってのは、そんなに面白くない、本当は。だけど、もう頭の中めっちゃくちゃ面白かったんですよ」

志らくさんは、ジャルジャルの漫才はふざけているだけでくだらないと最初は思っていたが、だんだんと昔のコント55号を思い出すような感じにもなったという。

今田さんが「なんか不思議なネタでしたね。懐かしさもあって」と返すと、志らくさんは、「だから、この飛んだ漫才には、私はものすごく惹かれましたね」と感慨深げだった。

とはいえ、99点は、90点前後が多かった中で、際立った高得点だ。結局、ジャルジャルは、3位で最終決戦まで進んで、0票で3位のまま終わっている。

ネット上の批判には、「最高の褒め言葉」だと説明
こうした志らくさんの審査に対しては、ツイッター上などで、次々に疑問や批判の声が上がって炎上状態になった。

「流石にこの点数はちょっと受け入れられないな」「意味わからん事言うなよ」「なんか…あれで全部壊れた気がする」などと書き込まれている。

ジャルジャルの前に漫才をしたお笑いコンビ「かまいたち」に対しては、志らくさんは、88点と厳しい評価をしていた。「ものすごくうまい」

「面白い」と持ち上げたものの、「濃さを感じ過ぎてしまった」などと独自の感想を述べた。ネット上では、かまいたちの点数が低いことに対しても、批判する声が出ている。

もっとも、志らくさんの審査について、「斬新で良かった」「審査員の中に一人ああいう人がいても良い」とする意見もあった。

ネット上の疑問や批判について、志らくさんはツイッター上で、「私を不快に思った人に対しては不徳の致すところ」「もっと頑張ろう」と反省の弁を述べた。

一方で、笑えないけど面白いという発言の真意について、「最高の褒め言葉。プロ同士、つまりライバルだから笑えない。でも最高に面白い」「逆に笑えるけれど面白くないのもある。大衆的でそういったのが売れる」などと説明している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)


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ネットの反応

1.
勝者はダントツ、ジャルジャルだったと思う。
2.
審査員が皆、同じ感性だったら審査員は1人で良いのでは?色んな感性、好みが違う審査員の批評を聞きたいですね。
3.
そういう結果になったと言う訳では無いのだけど、この99点を見た時に、それまでの他の出演者への配点もあってだけど、
彼の匙加減だけで上位3組が決まりかねないなと、私は思った。
採点基準が難しいとは思うし、上手く言えないのだけど、何となく違和感を感じてしまいましたね。
4.
審査員に選ばれたからには自分の感性で選んでいいと思う

とやかく言う奴は審査員になってみろよって話

だって審査員に選ばれたんだから
責任と言うか文句を言うんだったら選んだプロデューサーに言うべき
本人に言うなんてお門違いも甚だしい

5.
いつかのテレビで芸人は俳優さんと同じように上手いと思われるなと言っていたな。
上手いと思われる時点で客がその役にのめり込めてないんだと。引きずりこむ技量が足りないんだと。
そういう意味ではジャルジャルは引きずりこむ力が凄かったのかな。あのネタを見て上手いなーとは一切思わなかった。
6.
何でこれで炎上するか全く理解できない。
真っ当なコメントをしているのに。。。
炎上ありきのバカなやつ。
7.
2018年M1の審査員に選ばれた7人なんだから、この審査員が出した点数にに対して、批判コメントするのは意味がわからん。それなら見なけれゃいいだけの事。
8.
うんちく語ってる自分大好きおじさん。
9.
ジャルジャルは国名でもっと遊べる筈だったのに、音のみに拘っていて一辺倒だったから見ていて不完全燃焼。
10.
そもそものお笑いの好き嫌い、面白いは人によってかなり違うわけであって、あれが良かったこれが良かったとかってのは終わってから必ずある話だから、わざわざテレビでやらなくもいい気がする。
11.
ただただ、それがM1って事
俺は和牛だった
12.
審査員って誰が選んでんの?
13.
M_1は漫才のコンテストですよね?
だとしたら個人的な私見だけじゃなく、話術、ネタの質、エンターテイメント性などの細分化された配点がありそこに私見が加わる事で整合性がつくんじゃない?ジャルジャル99点、かまいたち88点じゃ、志らくの加点法が芸人の行方を左右しかねない。
ジャルジャルのドネシアも笑ったけど、かまいたちのポイントカードも爆笑したよ!俺は!
14.
生身の人間が審判するから面白い。
あれだけ贔屓を広言して、最後の最後に和牛に入れた上沼恵美子も偉い。
15.
的を得てると思います。


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16.
ちょっとなに言ってるかわからなかった笑笑
17.
ゲラゲラ笑ってる松ちゃんはプロではないのかね?
物事をひねくれて見ればいいというもんじゃない
18.
放送時間の延長で、審査員のコメントも評価対象になってきましたね
低評価だと辛口コメントが続くし、主役である漫才が埋もれていく様な気がします
19.
まあ売れたもん勝ちなので、本当の価値はこれから。
20.
最近やたらとメディアに出てるってだけで、審査員に選ばれた志らく。志らくの落語を見たことも聞いたこともないから、この人が面白いかどうかわからない。
つまりは素人にしか見えない。一回みんなに漫才してるとこ見せてから、審査員しようよ。オファー何でも受ければいいっていうものじゃない、今回で色々ばれちゃったね。
21.
M-1は面白い漫才師を決める大会ではない。
若手の顔見せの場だ。
その時に勢いのある芸人が勝つ番組。

それ視聴者も、何故かM-1優勝に固執するほどほどの芸歴のコンビも分かっていない。

荒削りでも勢いと新鮮味のあるコンビを発掘する、あるいは埋もれてる若手を掘り出すのがM-1の醍醐味。

味も出てきた、完成度の高いコンビが今更M-1に何の用があるのだろう。
M-1の出場資格を10年未満に戻すべきだ。

霜降り明星と和牛が同じ土俵に出てきても評価のしようがない。
片方は荒削りでも勢いがある、片方は安定感があるが新鮮味がない。

一緒くたにするのがそもそもの間違い。

22.
志らくは
行司がパニック?常に冷静でいろ!

と、言っておきながら
芸人である自分は
こーゆーときに
トンチで返せない
エセ芸人である。
ま、師匠が師匠だからなホジ(´σ`)ホジ

23.
家族の点数と審査員の点数が結構違ってました。
やはりプロの判定は流石だなとみんなで感心してましたよ。
24.
ジャルジャルのネタが斬新で新鮮に感じるというのは分からなくはないが、あれが漫才かと言われれば違うだろ。
感想を聞かれて、私に聞かないでと答えた上沼さんの方が納得行く。
25.
噺家としての立場と芸人としての立場では評価が相入れるものではないことを、この人が一番痛感していたと思う。
もっと言えばあの席に座る誰もが楽しむ以上のプレッシャーと芸人としての悔しさを感じていたかもしれない。自分以外の誰かが笑いを掻っ攫い、自分の思いつかない笑いどころを作り出し披露していくのだから。
そりゃ、審査員一人一人の好き嫌いは加味されるよ。
人間が審査するのだし、もっと言えばそれぞれの推しを持つ視聴者にしてみれば、あいつは気に食わない、ごちゃごちゃ言いやがって。とはなるさ。

本来、お笑いに勝ち負け評価なんかいらないのよ。
面白いやつらが出るから見るけど、本音としては勝ち負けがなかったら良いのに。と思う。
ま、これらの賞レースで年末年始の演芸大会の出演メンバーも決まるのだから痛し痒しではあるんだけどな。

26.
なんとなく点数つけて、たいして面白く無いコメントして、批判されると何だかんだそれらしく弁明して。
こんなのは、テレビにのらない場で、本職の落語の芸に精進させてあげれば良し。
27.
とてもよかったと思う。立川志らくという人を過小評価していた。一過性の人だと思っていたが、芸能界でポジションを掴めるポテンシャルを感じた。
短い時間で独自性ある見解を打ち出す頭の良さに、落語家特有の艶のある語り口を持つ。他の審査員もずいぶんと偏った点数付けをしていたし、場を乱したとは思わない。
28.
まぁ、色んな視点から評価していいんじゃない?
そうでなければ視聴者投票にすればいいわけだけど…。
でも視聴者投票だと見えない力が働いて変なのが優勝する可能性があるよ。

その昔ポケモンとかイナイレとかでそんなのあったよね。

29.
志らくさんは、漫才師じゃないから、オファーするなら、R-1の審査員じゃないかな?
眼力もコメント力もあると認めての事ですけど。
30.
まぁ、志らく自体があまり面白くないから、批判されてるんだと思う。

あと、ジャルジャルもね。


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