懲りないイチャモン――。韓国の誠信女子大の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授が3日、SNSで「ロシアのワールドカップのアディダスの広報映像に戦犯旗! アディダス本社に修正を依頼するメールを送信した」とコメントした。韓国メディアも「広報映像に戦犯旗が登場し、大きな議論となっている」と報じている。スポーツの国際大会で韓国がたびたび大騒ぎする「戦犯旗」問題について、専門家が反論した。
徐教授は執拗に旭日旗を「戦犯旗」と呼び、米紙ニューヨーク・タイムズに意見広告を出すなど、世界中に日本バッシングを発信し続けている人物だ。今回のW杯でも「日本対セネガル戦の客席に戦犯旗があった。国際サッカー連盟(FIFA)に抗議メールを送った」などとSNSに投稿している。
今回はFIFAの最高位スポンサーであるアディダスが、6月22日から公開しているPR映像のスペインバージョン「デマンド・グレートネス」にかみついた。ファンの女性が「想像力に欠けるプレーは許さないわ」とつぶやくシーンに、日本の旭日旗に似たポスターが映っているものだ。
実はスペインのサッカーのクラブチーム、アトレチコ・マドリードなどのユニホームは赤と白のストライプ。そこで、赤と白の旗として、スペインのサッカー会場では旭日旗がよく振られているのだという。
スペインのサッカーファンは、旭日旗が日本の旗ということを知らずに使用している人も多いとか。そのような経緯で、PR映像にも映っていたのだろう。
徐教授はそんなシーンを見つけ出しては「戦犯旗」とクレームを入れたわけだ。韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう語る。
「戦犯(戦争犯罪人)という言葉はありますが、戦犯国という概念はありません。戦争犯罪行為は戦勝国、敗戦国両方にあります。たとえば、非戦闘員である一般市民を原爆で焼き殺す、これはハーグ陸戦条約違反で、戦争犯罪行為です。
しかし、東京裁判では戦勝国側の戦争犯罪行為はまったく無視されました。裁判の名に値しない茶番といわれるゆえんです」
韓国による造語「戦犯国」の概念はいったい何なのか。
「敗戦国を言うのか、それとも宣戦布告をした国を言うのか。前者を言うなら日清戦争の『戦犯国』は清国です。朝鮮戦争もアメリカが介入しなければ、韓国が『戦犯国』になっていた可能性大です。
後者なら、独立戦争のほぼすべてが植民地側の宣戦布告で始まるわけで、植民地側が『戦犯国』になります。要するに『戦犯国』なる定義はなく、韓国がその造語を使うのは、日本をおとしめたいときに限ります」と但馬氏。
また韓国メディア、韓国のSNSなどでは、ことあるごとに「旭日旗は東洋のハーケンクロイツで、アジア人があの旗を見ると胸が締め付けられる」などと主張し、旭日旗を「戦犯旗」と呼んでいる。
但馬氏は「韓国人以外でそんな主張をする者の話を聞いたことがありません。そもそもナチスの党旗であるハーケンクロイツと軍旗である旭日旗は意味が違います」と指摘する。
韓国のみ旭日旗をハーケンクロイツと同列視したがっているようだが、その韓国にアドルフ・ヒトラーゆかりの月桂樹の木がある。
「昭和11年のベルリン五輪、マラソン日本代表として出場した孫基禎選手が見事優勝、金メダルとともにヒトラー総統から直々に記念品として月桂樹の苗をもらっているのです。その苗は現在、彼の名を冠した孫基禎体育公園で大切に育てられ、10メートルの巨木となっています。たとえば、ナチスを糾弾するユダヤ人団体が知ったらどう思うでしょうか」と但馬氏は話した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00000005-tospoweb-socc
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