【桂春蝶の蝶々発止。】
あれは私が中学生のときです。道徳の授業では、人権啓発教育が盛んに行われていました。多くは同和問題です。問題啓蒙(けいもう)につながる映画を見たうえで、感想文をたくさん書いた記憶があります。
あまりに何度も映画を見たので、中学生の私は疑問を感じて、以下のような感想文を書いたことを覚えています。「この映画を見続けることで、知識が擦り込まれて、新たな差別を生んでいる気がします。知らないことも選択の一つではないでしょうか?」と。
当時の私は、人間の出自による差別の意味をあまり深く理解していませんでした。なので、これは偏った意見だったことは認めます。少年期の自分とはいえ、反省します。すいません。
この感想文、先生たちの間で問題になってしまいました。そして、先生から「君の意見はとても危険だ」「君は無責任で、差別主義者そのものだよ」と言われてしまったのです。
確かに、私の意見は極端だったとは思いますよ。でも、中学生の真剣な疑問や意見を、突き放すように全否定した先生たちの感覚には、いまだに違和感を覚えているのです。
私はそのころから感じているのですが、「差別だ」「人権侵害だ!」と騒いでいる人たちの一部にも、ある種の決め付けや、排他的感覚があるのではないでしょうかね。
さて、昨年の大晦日、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」で、浜田雅功さんが「黒塗りメーク」したことが、議論を呼んでいます。
大ヒット映画「ビバリーヒルズ・コップ」の主演、エディ・マーフィのパロディーでしたが、これに「ブラックフェース(黒塗り)は人種差別」「肌の色で笑いを取るなんて信じられない」などと批判が寄せられたのです。
一方で、タレントのフィフィさんはツィッターに、「意図によっては批判されるだろうけど、黒人に扮しただけで差別って? そう指摘する人達こそ、優劣を付けて人種を見てる気がする」と書き込んでいました。
みなさんにお聞きしたい。ガキの使い~の出演者やスタッフに、そんな差別的な気持ちがあったと思いますか? コメディー映画の大御所であるエディ・マーフィや、芸能・音楽分野でも素晴らしい活躍をする黒人の人たちを差別しようだなんて、私は「絶対にない」と思います。
米国で過去に、黒人やアジア人への人種差別があったのは事実で、それは許されないことです。
しかし、そうした本当の歴史的差別と、パロディーやオマージュを「区別」せず、すべてを同列に並べるのは「安直すぎる」と私は思うのです。当然、「悪気がなくてもダメだ」という声もあります。
みなさんは、どう感じられましたか?
■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000008-ykf-ent
ニューヨーク・タイムズも御申告記事くさいんだよな。一々アジアのバラエティー番組のために紙面さくか?
相手がどう感じるかっていうのを
知らない人が多すぎだよね
今さらながらレベルの低さに
つらくなるなぁ
まさにそれ。
差別行為そのものが公共放送で許されない事は、議論の余地がない。
しかし、それ自体は差別行為でなく、ミンストレルショーのような特定の背景に照らした時にのみ差別と解釈される事象に対しては、国内放送で許容されるかどうか、様々な考え方があって当然だ。
しかしヤフコメを見る限り、批判者は「アウトと言ったらアウト!」と決め付けるだけで、見解の異なる他者に説明する姿勢がない。あるいは「被害者の感性が際限なく重視されるべき」と、さらなる決め付けに走ったりする。
異なる考え方があるのを尊重できない人間が、果たして異なる人種を尊重できるのか、疑問に感じる。
ガキ使これからも応援しますよ!未公開でちゃんとカットせず放送したのは拍手。悪いことしてないんだから自粛する必要無し。
相方について言ってやりなはれ!!!!
そういえば、何年か前にもマツコがエマニュエル坊やに扮してたけどあれも笑った!
差別か否かは、主観的に決まるのではない。それすらわからない春蝶は単なるアホ。
でも、実際黒人の方が不快に思われたわけで、「そんなつもりは無かった」では通用しない。まして同業の著名人がこういう擁護発言することは如何なものなのか。
雇い主のNHK様からいくらもらって騒いでんだ?
向こうの人の方がコメディと差別問題をきっちり区別してる分考え方が柔軟という印象。
また毒も笑いの大事な要素の一つと考えて許容してる人も多い。
春蝶師匠のご指摘のとおり、表現者の意図、表現の態様、受け手の意識など表現全体をきめ細かに検討すべきものと考えます。
配慮はいりょハイリョ!
この国の良さが失われていくよ。
町の変な素人を笑いのネタにしている番組はいいのかい?
昔ラッツ&スターだっけ?それはいいの?
あの人たちも
黒塗りしてたような
懐かしの映像で、みたことある
日本人にその感覚も意識もないんだよ。
それは、黒人を差別の対象にした事がないからだよ。
フラットなんだよ。