エゾオコジョの生息地はどこ?北海道で会える山岳スポット

エゾオコジョって北海道の山岳地帯にひっそりと暮らしている希少な動物なんですけど、その見た目の可愛らしさから「山の妖精」なんて呼ばれてるんですよね。

実は環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されていて、登山中に出会えたらものすごくラッキーな存在なんです。

目次

北海道の山でひっそり暮らすエゾオコジョ

今は山の奥深くでしか会えない貴重な動物

エゾオコジョって名前の通り北海道固有の動物なんですが、意外なことに昔は平野部でも普通に見られていたらしいんですよ。驚いたのは、1930年代までは低地にも生息していたという記録があること。

でも悲しいことに毛皮目当ての乱獲で数が激減してしまって、今では主に山岳地帯だけが生息域になってしまったみたいです。

岩のすきまや樹根の穴を利用して巣を作るんですけど、ちゃっかりネズミの巣穴を乗っ取っちゃうこともあるらしくて、小さいけどわりとたくましい性格なのかもしれませんね。

大雪山鳥獣保護区という特別な場所

エゾオコジョにとって最も大切な生息地が北海道のほぼ真ん中にある大雪山鳥獣保護区なんです。ここは北海道最高峰の旭岳を中心に、壮大な山々が連なっていて、本当に自然が豊かな場所。

かなり広大な保護区になっているので、絶滅の危機に瀕している動物たちも比較的安心して暮らせる環境なんでしょうね。

ちなみに大雪山って、アイヌ語で「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」って呼ばれてるんですよ。すごく素敵な名前ですよね。

エゾオコジョもアイヌ語では「ウパシチロンヌプ(雪の狐)」って言うそうで、雪のように白い冬毛の姿からつけられた名前なのかもしれません。

個人的にはこういう伝統的な呼び方って、その土地に根付いた動物への愛情が感じられて好きだなって思います。

会える可能性がある山岳スポット

旭岳周辺は比較的アクセスしやすい

北海道で一番高い旭岳はエゾオコジョとの出会いが期待できる代表的なスポットみたいですね。

標高は2,291メートルもあるんですけど、ロープウェイで標高1,600メートルまで行けちゃうので、登山初心者でも挑戦しやすいのがいいところ。

旭岳から北鎮岳へ続く稜線エリアでは実際に登山者の目撃情報がけっこうあるらしくて、岩場が多いこのあたりはエゾオコジョにとって暮らしやすい環境になってるんでしょう。

噴煙を上げる迫力ある山の景色も見られて、運が良ければエゾオコジョにも会えるかもしれないって考えると、わくわくしますよね。

「大雪の奥座敷」トムラウシ山

標高2,141メートルのトムラウシ山は、「大雪の奥座敷」なんて呼ばれてる場所で、エゾオコジョの重要な生息地になってるんです。

旭岳からトムラウシ山への縦走路って北海道では有名なルートらしくて、この道中でエゾオコジョと遭遇できる可能性もあるとか。

とくにロックガーデンって呼ばれる岩場のエリアでは目撃例が多いみたいで、中腹から山頂まで大きな岩がゴロゴロしてる独特の山容が、エゾオコジョにはぴったりの環境なんでしょうね。

思うに、岩の隙間って小さな体のエゾオコジョには隠れ家としても狩り場としても最適なんだと思います。

白雲岳・緑岳も狙い目かも

白雲岳と緑岳は登山好きの間ではエゾオコジョの観察スポットとして知られてるみたいです。

これらの山って遮るものがない開けた登山道から、本当に素晴らしい山岳風景が見られるらしくて、その美しい景色を楽しみながらエゾオコジョにも出会えるかもしれないっていう、まさに一石二鳥のエリア。

大雪山系の中でも岩塊地が広がってるから、岩場を好むエゾオコジョにとっては理想的な場所なんですよね。目撃情報も比較的多いって聞いて、個人的にはいつか行ってみたいなって思ってます。

その他の北海道の山々でも

大雪山以外だと十勝岳やニセコ、倶知安、羊蹄山あたりでも時々目撃されることがあるみたいですよ。これらの山も標高が高くて岩場が多いから、エゾオコジョが暮らせる環境は整ってるんでしょう。

ただ、やっぱり主要な生息地は大雪山鳥獣保護区で、他のエリアでの目撃は少ないのが現実。まあ、それだけ希少な動物ってことですよね。

こんな特徴を持つ不思議な動物

季節で変わる衣替え、これが魅力的

エゾオコジョの一番の特徴って季節によって毛色がガラッと変わることなんです。

夏は茶色っぽい毛色なんですけど、冬になると真っ白になるんですよ。ただし尾の先端だけは黒いまま。この色の変化は雪に溶け込んで天敵から身を守るための保護色なんですよね。

換毛期は10月から11月くらいでこの時期の中途半端な色合いもそれはそれで面白いかもしれません。

真っ白でふわふわの「山の妖精」を見たいなら、冬山登山に挑戦するしかないわけですが、冬山って本当に大変そう…。でも見てみたい気持ちもすごくあります。

神出鬼没な行動パターン

冬眠しないで一年中活動してるエゾオコジョ。小さな体でものすごく素早く動くから、木道を猛ダッシュで横切ったかと思えば、岩の隙間からひょっこり顔を出したり、まさに神出鬼没。

その愛くるしい顔と動きはまるでぬいぐるみが動いてるみたいなんです。

でも実は細長い体を活かして地中のネズミを捕まえたり、自分の体の倍以上もあるノウサギに飛びかかって仕留めちゃったりする、かなり気性の荒い一面も持ってるらしいんです。

見た目と性格のギャップがすごい。茂みから「キッ」っていう高い声が聞こえたら、それがエゾオコジョのサインかもしれないので、そっと周りを探してみるといいみたいですよ。

実際に会うためのちょっとしたコツ

エゾオコジョと出会いたいなら、岩場の多いエリアを丁寧に観察するのが基本。個体数が少ないから絶対に会えるとは言えないんですけど、好奇心旺盛な性格で、個体によっては人間への警戒心が薄くて近づいてくることもあるんですって。

一度姿を消しても、しばらくすると別の場所からまた現れることが多いらしいので、見失っても諦めないで周りを探し続けるのがポイント。双眼鏡やカメラで適切な距離を保ちながら観察するのが、野生動物との正しい付き合い方ですよね。

行く前に知っておきたいこと

スクロールできます
項目気をつけたいポイント
防寒対策北海道の山って10月でも氷点下になることがあるから、しっかりした防寒着が必要
装備真っ白な冬のエゾオコジョを見たいなら冬山装備は絶対必須
保護の意識準絶滅危惧種だから、観察する時は静かに見守る姿勢が大事
適切な距離感野生動物との距離はちゃんと保って、餌付けとか絶対ダメ

大雪山系の縦走路って全長40キロメートル以上もあって、普通は2泊3日から3泊4日くらいの計画で歩くことが多いみたいです。

営業小屋はないから避難小屋や野営指定地を使って歩くことになるんですけど、これってテント泊の装備と経験が必要ってことですよね。

正直、初心者にはハードルが高いかもしれません。でも無理のない計画を立てて、安全第一で登山を楽しめばもしかしたらエゾオコジョとの特別な出会いが待っているかもしれない。

そう考えると、準備も含めてわくわくする冒険になりそうです。

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