車や人を検知して、事故を未然に防ぐ「衝突被害軽減ブレーキ」(自動ブレーキ)が十分に作動せずに事故に至ったとの報告が昨年1年間で72件、国土交通省に寄せられたことがわかった。同省が自動ブレーキを巡る事故情報を集計したのは初めて。
速度超過で作動が間に合わなかったケースなどがあり、同省は性能を過信しないよう注意を呼びかけている。
自動ブレーキは、車載のカメラやレーダーが前方の障害物などを検知し、自動停止して被害を防ぐ。国内では2003年から自動ブレーキを実装した車両が市販され、その後急速に普及。16年に生産された乗用車には66%(約248万台)に搭載された。
国交省によると、昨年にドライバーやメーカーなどから報告のあった自動ブレーキのトラブル情報は計340件。これらを独立行政法人・自動車技術総合機構の交通安全環境研究所が分析したところ、
自動ブレーキが十分に作動しなかった例は88件あり、うち72件が接触や追突などの事故につながっていた。歩行者がはねられて死亡した事故も1件報告された。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00050148-yom-soci
みんなのコメント