大会連覇の韓国、母国紙は決勝をどう報じたのか?アジア大会(インドネシア・ジャカルタ)は1日、男子サッカーの決勝で日本は韓国に1-2で敗戦。2大会ぶり2度目の優勝を逃した。
2020年の東京五輪世代となるU-21代表で挑んだ日本は、オーバーエージ枠にロシアW杯メンバーのソン・フンミン(トットナム)を選出、兵役免除もかかり“本気度”の違った韓国に120分間の死闘の末に敗戦。韓国メディアはこの試合をどう報じたのだろうか。
韓国紙「朝鮮日報」は「“アジアサッカーの盟主”とされる韓国がアジア大会2連覇を達成したのは今回が初めてだ」と伝えている。
記事では、序盤から韓国が優勢に進めたが、引いて守る日本をなかなか崩せず延長に突入。延長前半3分に均衡を破ったが、攻撃の手を緩めず同11分に追加点を挙げた試合内容をレポートしている。
「血を凍らせた史上初のアジア大会サッカー決勝韓日戦はその韓国の勝利で幕を下ろした。赤く染まった韓国応援団はすべての力を尽くた選手たちに向かって総立ちで、拍手と一緒に歓声を送った。試合が行われた場所が、インドネシアではなく、ソウルのワールドカップ競技場と錯覚するほどだった」
まるでホームのように歓喜に沸いたと、締めくくっている。
「日本は信念を捨ててまで勝利に執着したが…」
またスポーツ紙「スポーツソウル」は「プライドや哲学の代わりに実利を選んだ日本だが、それでも難攻不落ではなかった」と題し、日本の戦いぶりに厳しい視線を送っている。記事では「日本の極端な守備戦略も完璧ではなかった」として、韓国がグループリーグで対戦したマレーシアやベトナムのような極端に守備的な戦術だったことを紹介。「予想外の選択だった。日本はパスプレーがトレードマークだ」と伝えている。
日本がU-21チームで、東京五輪を見据えて発展途上だったことにも言及した上で、「日本も当然、自分たちが求めているプレーをするかのように思えた。さらに、今回の試合は韓日戦であった。しかし、日本は決勝戦だけにプライドを捨てて“10バック”に近いサッカーをした」と極端な守備戦術に疑問を呈していた。
そんな日本の守備陣を打ち破った韓国チームを称賛しながら、「一方、日本は信念を捨ててまで勝利に執着したが、結果的に必要な成果を上げられなかった」と酷評していた。
THE ANSWER編集部
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180902-00035331-theanswer-socc
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