今週末、9月16日の引退を控え、安室奈美恵(40=写真・AP)の注目度が最高潮に高まっている。8日から民放ラジオ101局で特番を放送。
10日にはNHK「おはよう日本」、12日に「あさイチ」でインタビューが放映された。同インタビューは、先週6日にNHK「おはよう日本」「あさイチ」と続けて放映予定だったが、北海道の地震で持ち越していた。
安室は引退について「ファンの気持ちになった時、私だったら前もって知りたい。みなさんと私の間で一つでも多く思い出をつくり、前向きに明るく引退の日を迎えたい」と語った。また日本テレビでもテーマを絞ったインタビューを紹介。
20歳になる一人息子への気持ちや、沖縄は自分の原点で「歌で笑顔で終わりたいと思った時、選んだ場所が沖縄だった」と、安室がマイクを置く場所は沖縄しかない理由を明かしている。
6月の東京ドーム最終公演から3カ月。イベント展示行脚やグッズ購入でしか安室に関する情報がなかったファンにとっては、ラストライブが行われる15日の沖縄コンベンションセンターだけが本人の生の声を聞ける最大の関心事。
現在、当日の那覇行きの航空券はほぼ完売、那覇市内のホテルも満室で、SNS上ではチケットは入手できなくとも安室と同じ空気を吸いたいと野宿覚悟で沖縄を目指すファンのメッセージが飛び交っている。
ラストライブの開催を含め、ファンは小出しにされる情報に振り回されているともいえるが、「安室側の情報統制にも原因がある」と芸能評論家の肥留間正明氏はこう続ける。
「引退興行の情報統制はまるで北朝鮮のよう。マスコミも主催者側から与えられた情報を配信するしかない状況で、公共性を拒否していて、共感を得られていない。
DVDや、有料動画配信など映像で収益をあげようとしているのでしょうが、何でも商売に結びつけているのはファン心理としては納得できないのでは」
■異例の取材自粛要請
安室の最後の姿をキャッチするべくマスコミの取材も過熱。公式サイトでは安室自身が親族やスタッフに対する過剰な取材依頼の自粛を呼びかけるほどになっている。
音楽評論家の富澤一誠氏はこう言う。
「6月のドーム公演で本人的には完結しているのでは。すでに最終公演のDVDを発売してビジネス的にも成立していて、15日の沖縄は蛇足的位置づけなのかも。
期待されている劇的なフィナーレはライブ構成からもみられませんし、今後は収束するのみでしょう。このようなお涙ちょうだいのない“感動が伴わない引退”が平成、いや、安室さんらしいのかもしれません」
「最終的に9月16日を迎える時には、ファンの皆さんが一人でも引退に対して理解してくれたらうれしい」と語る安室。現状は感動を求めてさまよっているファンの方が多いようだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00000009-nkgendai-ent
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