Ｍ―１王者トレエン、「松本さんが審査員だったら優勝してなかった」→ハゲてるだけやん。

２０１５年の漫才日本一決定戦「Ｍ―１グランプリ」王者のトレンディエンジェルが、このほどスポーツ報知の取材に応じ、来年の同大会への出場に意欲を見せた。

２００１年にスタートした全１４回の大会の中で、２度優勝したグループはいない。トレエンがＭ―１再挑戦に前向きな背景には、大会審査員を務めるダウンタウンの松本人志（５５）への知られざる思いがあった。

「来年のＭ―１に出るかもしれない」。今後の目標を聞くと、たかし（３２）が意外な答えを口にした。それまでジョーク交じりに話していた斎藤司（３８）は真顔になり、「それは面白い」と同調した。

２日に行われた「Ｍ―１グランプリ２０１８」で、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの後輩「霜降り明星」が優勝した。その熱気冷めやらぬ中、第１１代王者も熱い思いをたぎらせていた。

２０１５年大会で、トレエンは敗者復活枠から決勝に参戦。鉄板の“薄毛ネタ”を随所に盛り込み、爆笑をさらった。ファイナルステージでジャルジャル、銀シャリを破り、３４７２組の頂点に立った。あの興奮が今も忘れられない。

斎藤は、Ｍ―１は“漫才の甲子園”と言わんばかりに、「準決勝が一番楽しかった。スベった、スベらない、ウケる、ウケない。高校球児のそれと同じ」とうれしそうに振り返る。たかしも「負けてもいいんですよ。別に」。

斎藤は「いろいろ考えて、こうじゃないと考えている時が楽しかった。それに勝る仕事はない」と言い切った。

５年ぶりにＭ―１が復活した１５年大会の決勝は、特別だった。審査員は初代王者「中川家」の礼二（４６）ら歴代王者１０組中９組の１人ずつが担当。

そこに“Ｍ―１の顔”である松本の名はなかった。松本が決勝の審査員を務めなかったのは全１４大会中２度だけ。
斎藤は「歴代チャンピオンが審査してくれて、うれしかった。ただ審査員のメンバーで大会の雰囲気が変わる。松本さんがいたら優勝していなかった」と胸中を明かした。

なぜ松本が審査員だと優勝できなかったと考えるのか。斎藤は「好みじゃないというか、ダジャレのやつだと思われている。

今までも松本さんの前でネタをやらせてもらったことはありますが、その感触はありました。面白いんだけど、チャンピオンとするかどうかというところ」と説明した。

「よしもと」勢の優勝は過去１１回。うち１０組が大阪・九州出身で、トレエンが唯一の関東出身コンビ。「Ｍ―１は関西が強い」といわれる中、ノーシードからの優勝は快挙だった。

後日、松本から「Ｍ―１はおもろいやつを決めるというより、あの日、一番おもろかったやつを決める大会だ」と声をかけられたという。その言葉が今も励みになっている。だからこそ、松本がいる決勝の舞台に立ちたい思いがあるのだ。

だが、王座返り咲きはイバラの道だ。過去にフットボールアワー（０３年Ｖ）、ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ（０８年Ｖ）、パンクブーブー（０９年Ｖ）が再挑戦したが２度目の戴冠はならなかった。

それでも斎藤は言う。「松本さんがいるＭ―１に魅力を感じています。そこを取れたら、より箔（はく）がつくんじゃないか」（江畑　康二郎）

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00000060-sph-ent

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