テレビ番組「クイズダービー」でも活躍したフランス文学研究者で学習院大名誉教授の篠沢秀夫(しのざわ・ひでお)さんが26日未明、東京都文京区の病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式の日程は未定。喪主は妻礼子(れいこ)さん(77)。ユニークなクイズの解答ぶりがお茶の間の人気で「篠沢教授」の愛称で親しまれた。近年は難病と闘っていた。
◆フランス文学研究者、難病ALS発症後も執筆続け…◆
礼子さんによると、篠沢さんは6月に肺炎で入院。一時は医師から退院できると言われるまで回復したが、10月に入って急変。腎機能に障害が出て尿が出なくなった。その時点で医師からは1週間がヤマ場と言われていたが3週間生き続け、最後は礼子さんや子供たちに見守られて静かに旅立った。
09年に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され人工呼吸器を装着。除々に体が動かなくなる病にも負けず、原稿の執筆など精力的に活動していた。昨年8月から、肺炎による入院を4回繰り返した。夜も2~3時間おきに痰(たん)の吸引が必要な介護を何年も続けてきた礼子さんは「主人は病気になったことを恨んだり、私に怒ったりが一切無く、ニコニコとしていた。最期も安らかな顔をしていました」と話した。
篠沢さんは、学習院大から東大大学院に進学し、19世紀以降のフランス文学の文体を研究。昨年7月に他界した大橋巨泉さんが司会を務めたTBS「クイズダービー」に番組スタート翌年の77年から出演した。当時44歳だった。
女優の竹下景子(64)、06年に亡くなった漫画家のはらたいらさんらと共にレギュラー解答者として活躍した。大学教授という肩書ながら、時に珍回答や大間違いも見せるおちゃめなキャラクターで笑いを誘った。「教授」という職業をお茶の間に近づけた人でもあった。
番組を担当していた副島恒次プロデューサーは「出演の打診をしたときには“いいじゃないか。俺は学歴社会はどうかと思っている。いい見本になるのでは”と言っていた。自分が間違える姿を見せることで、一石を投じる気持ちだったのでしょう。強じんな意志と強い心臓を持った方でした」と話した。
保守派の論客としても知られ、テレビなどでも論陣を張った。ALSの発症後は、病気を巡っての講演も熱心に行った。
▽筋萎縮性側索硬化症(ALS) 原因不明の神経系の病気。脳から運動を命令する運動神経系が阻害されていく。手足の筋肉の衰え、言葉や嚥下(えんげ)の障害、呼吸筋の障害など除々に全身に広がる。進行の速さは数年から10年以上と個人差がある。英の理論物理学博士、スティーブン・ホーキング氏も同じ病で闘病している。
◆篠沢 秀夫(しのざわ・ひでお)1933年(昭8)6月6日、東京都大田区生まれ。都立日比谷高校を卒業後、学習院大学文学部フランス文学科入学。東大大学院、パリ留学などを経て明治大や学習院大で教授を務めた。著書に「文体学の基礎」「日本国家論」。CMなどにも出演。13年瑞宝中綬章。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171027-00000059-spnannex-ent
あの頃は本当に面白かった。
ご冥福をお祈りいたします。
安らかにお眠りください。
看病された奥様、周りの方達が居たからこそですね。
すごいですね。私もそうありたいと思いますが、なかなか真似はできないと思います。
ことに、”病気になったことを恨んだりせず、にこにこ” は。
就職のために専門、短大、大学行くってそれが最も良い道かのように当たり前のように平気で言うから恐ろしいよな。
そんな親の子に生まれないのをただただ祈るほか無いわ(笑)
生まれたら運が悪かったと思って親の尻拭いをしながらただただ遠回りをして生きていく他無いね(笑)
可哀想に。
そしてそんなのが圧倒的にいる限り国も国民も幸せにはなれんのになあ。
子供の頃、「愉快愉快」と言って笑う教授が好きだったな。
合掌。
正解しまくっていた はらたいら も学歴社会に一石を投じてましたね。
「篠沢教授に全部!」
これ、この人からきてたのか。
やすらかに。
ご冥福をお祈りします。
ご冥福を・・・
学歴云々というが、知識人は研究対象に血眼だから、意外に常識は薄い。その点は、アイドル歌手が一般常識に疎い傾向があるのに似る。
それでも、高校当時までに学んだ分は、半分忘れたとして、それはそれで頭の柔軟さを生む上で役立ったかもしれず。
いろんな要素がミックスされて独特の持ち味を発揮していた。
ご冥福をお祈りいたします。
時の流れを感じる。
ご冥福をお祈りします。
尊敬できる人ですとおっしゃっていた。
なかなかこういう夫婦にはなれないなと感じた。
これからの世代の人はあと数十年経ったらどう思うだろう
昔よりも今がいいと思える時代になっているかな
一人、また一人と居なくなっていく
時代の流れには逆らえないという現実を感じる
しかし実際は真逆な社会になってしまった。
ご冥福をお祈りします
思い出に残るバラエティ番組は、色んな職や立場の人がいて、みんなキャラが立ってた
クイズダービーもその一つ
篠沢教授、恐ろしい子!!!
でも、スポーツ紙の記者は、「医師からは1週間がヤマ場と言われていたが3週間生き続け・・・」なんて表現しかできないのだろうか?
驚いたからといってそれをさらに求めるかというと
毎日檄辛料理は食べられないものだ
衝撃映像よりもシルエット見せて「これは何でしょう?」くらいでも面白いよ。
最近はテレビを見なくなったな。
ご冥福を
何の関係もないと思いますがねぇ。
これが東大教授とかなら多少はわかるが。
しかし、こういう性格の先生だから、おもしろかった。