山田太一氏の自宅は、『岸辺のアルバム』(TBS・1977年放送)の舞台になった多摩川にほど近い、神奈川県川崎市の閑静な住宅街にある。妻の和子さんと2人で暮らしているというが、最近は2階の仕事場ではなく、1階のリビングで過ごすことが多くなったという山田氏。ゆっくりと噛みしめるように語り始めた。

 

「今はスムーズに言葉が出てこない状態です。一生懸命しゃべろうとはしているのですが……」
山田氏が病魔に襲われたのは今年1月。自宅を出たところで倒れ、意識不明のまま救急車で搬送された。脳出血だった。

 

「倒れてから最初の3日間くらいは、まったく記憶がないんです。みんなビックリしたみたいですけど、僕はまったく覚えていないからビックリしようがない(苦笑)」
和子さんによれば、それまでは病気知らずで、風邪もほとんどひいたことがなかったという。


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みんなの反応

 

名無しさん
おいらは鶴田浩二や水谷豊が出ていた「男たちの旅路」で山田太一さんを知った。これも良い作品だった。
あと車輪の一歩とかね。今でもシーンが思い出される。
天才
60を過ぎても老いを感じることは無かった。・・・人間は若い時と同じことをできなくなった時に老いを感じる。多分、多分山田さんは60代でも同じ発想ができていたのだろう。体力も知力もいつかは老いるが、70代以上まで健康な脳を維持し続けている人は凄い。
名無しさん
中学生の時に新年のテレビドラマの予告で早春スケッチブックを見て引き込まれるような不思議な気持ちになりました。
複雑な内容のドラマだったけど毎週楽しみに見ていたのを思い出します。
名無しさん
そういや松竹大船の同僚、山田洋次も最近姿をみないなあ
師匠の木下惠介と共に松竹大船を去りテレビに活路を見出した山田太一
凋落の松竹大船を「寅さん」で愚直に支えた山田洋次
進むも地獄、引くも地獄だったろうに
名無しさん
ふぞろいのリンゴたち に励まされて
つらい仕事に耐えました。
今思うと 私の一番 輝いていた時です。
名無しさん
岸辺のアルバムを当時小4で、ちゃんとした意味はわからず親に付き合って観ていたけど、独特なドラマの雰囲気が子供ながらに怖いけど見たい、と思ったのを覚えてます。
ダンマリパンダ
ちょっとショックです。日本映画専門チャンネルで、【山田太一劇場】という過去の脚本作品特集が展開中で、現在どうされているのだろうと心配をしていましたが、脳出血を患われていたのですか。
老年時代を題材としたTVドラマ作品に『ながらえば』と『今朝の秋』があります。共に笠智衆さんが主演で、山田さんの代表作のひとつだと思います。今の状況を踏まえた新作を書いていただけないかな、という希望はあまりにも酷なので心の奥にしまいましょう。
少しでも回復され、1日でも長生きをされることを心から願っています。
名無しさん
工エエェェ(´д`)ェェエエ工りーーーーーー
やまやま
大丈夫。口頭で伝えてください。
山田太一さんが語る山田太一、今だから語れる83歳の自分史。
気長に待っています。
名無しさん
ふぞろいの林檎たちの続編やって欲しかった
名無しさん
こうなってしまうのは寂しい。だけどこの状況から出てくる言葉もまた私にとって優しくて、生きて行く上で勇気が出ます。
名無しさん
脳出血やクモ膜下出血になった時にすぐに救急で病院で治療が開始できるかどうかで後の後遺症の違いが出てくる。そう言う意味では自宅前だったのが幸いだったと思う。
.
「路上のボールペン」シリーズにはまったのを思い出す。素晴らしい脚本家。
名無しさん
仲たがいや時代に合わずに消えるのではなく、本人の状態により書けないってのが、最も自然だし、読者も納得する結果と思う。
ただ病院嫌いと言わず、リハビリしてください。
病院にも魅力的な人がいるはずだから、次の本の為のロケハンとして、どうでしょうか?


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123
私としてはまだまだ仕事してほしかった。念力は送ってください。という私は46歳。まだまだですよね。こら、何しとる。と言って怒られたいです。
名無しさん
岸辺のアルバムの主題歌がなんとも言えず好きでした
名無しさん
一つ一つの言葉が深い
限界を感じながら毎日を大切に生きていこうと思った
名無しさん
「早春スケッチブック」に影響を受け私の今があります。
只々、 感謝申しあげます。
若者頭
山田さんのドラマはほぼ例外なく共感できた。
そして、山田ドラマを通じて多くの役者さんが好きになった。
特に鶴田浩二さん。男たちの旅路の吉岡晋太郎、鶴田さんの遺作となったシャツの店の磯島さん。数年に一度は懐かしくなって見てしまう。
山田ドラマによって、鶴田さんもよみがえった。
山崎努さん、笠智衆さん、杉浦直樹さん、井川比佐志さんらも
山田ドラマに欠かせない名優たちだったなあ。
キャンセル待ち
素晴らしい小説やドラマを沢山楽しませて頂きました。
後はごゆっくりと養生して下さい。
忘れられない作品ばかりです。
最近、シャツの店をDVDで改めて観ました。
素晴らしい脚本に感動しました。
名無しさん
人生を一生懸命に生きると、こういうコメントができるんですね。
お仕事お疲れ様でした。
名無しさん
年齢もあるし仕方ないと思う反面、倉本聰が頑張ってる今、今一度山田太一のドラマを見てみたい!
代○山キ×××
第一線で活躍してた人々は、引退と同時にガクっとくる。
嫌々仕事してきた人々は、 引退と同時に生き生きする。
名無しさん
僕たちは、定年、年金支給開始とかに気をとられてしまうけど、死ぬまで現役、出来なくなるまでやる!というのはある意味すごく幸せだとおもう。努力の結果、そういう境遇に行きついたのでしょう。人間として手本にしたいと思います。
名無しさん
もう、リンゴ逹無理なんですか?
名無しさん
氏の作品を偶然に観て衝撃を受け、以来、氏の作品を遡ってかき集め、貪るように観て、読破して、何度も何度も噛みしめて…。同じ国に生を受け、同じ時代を共有できたことに感謝しています。この人の作品を知らずに、安いドラマ観て安い涙を流している奴らに言いたい。私は山田太一を知っている分だけ、君たちより人生を深く味わっている、と。
25年ほど前、会社のイベントで講演に来ていただきました。講演後の質問コーナーで一人ひとりの質問に真摯に答えていらっしゃったお姿。売れっ子の先生に「タクシーをお呼びします」と申し上げたら、「電車で帰ります。人を見ながら帰りたいので」と言われたので驚いたのを覚えています。先生の作品の心の機微は常に努力して、人を観察して生まれているのだと思いました。「今朝の秋」が1番好きな作品です。
名無しさん
一度雑誌のインタビューでお会いしたことがありますが、本当に穏やかで優しい方でした。インタビューのテーマについての答えをノートに貼り付けた付箋にたくさん用意されていて、噛みしめるように丁寧に答えていただきました。「岸辺のアルバム」「それぞれの秋」などの傑作ドラマも素晴らしかったですが、小説「異人たちとの夏」が一番好きです。いまは冷静にすべてを受け入れておられるのだと思います。
ABC
産まれたら老いてゆくっていうのは避けられないのですが、こればかりは。
限界を知る、ですか。
そうなんですね。先輩が仰る事ですからその通りなんでしょうね。年齢的な限界っていうのはそのまま生の終わりを意味してますもんね。
名無しさん
全て見たわけではないが、鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさんが出演していた頃の「男たちの旅路」は良いドラマだった。
PER
男たちの旅路はやっぱり第一部が良かった。当時は水谷豊よりもエピソードの多かった森田健作が最後に戻らないという設定は、秀逸だったと思う。
名無しさん
創作意欲がおありなら、口述筆記やちょっと面倒ですが、PCのサポートで活動は何とかなると思いますので、天からのギフトと思って休暇を取られるのもよいかと。
ヒマ人
83歳じゃ普通の人なら隠居だよね。お疲れさまでした。(^з^)-☆

 


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