東京地検は26日、東京都内で酒気帯び運転をしてひき逃げし2人に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)を起訴した。
起訴状などによると、東京都中野区で6日朝、酒気帯びの状態で乗用車を運転し、赤信号を無視して交差点に進入。自転車で横断していた20代女性をはねてケガを負わせたほか、女性が接触した40代男性にもケガをさせて走り去ったとしている。
地検は認否を明らかにしていない。この日、吉澤被告が事故直前に法定速度を26キロ上回る時速86キロで走行していたことが、捜査関係者への取材で新たに分かった。
捜査関係者によると、吉澤被告は事故の約15分後に自ら110番し、現場に戻った。呼気検査で基準値の約4倍に当たるアルコールが検出された。現場から逃走した理由について、調べに「気が動転していた」などと話しているという。
吉澤被告は事件前夜の飲酒について、逮捕直後は「缶酎ハイを3缶飲んだ」と話し、その後の調べでは、缶酎ハイのほかに焼酎のソーダ割りを2杯飲んだと供述。缶酎ハイはアルコール度数9%のものだった。
吉澤被告の弁護人はこの日、東京地裁に保釈を請求。関係者によると、保釈保証金は15年に結婚したIT企業経営の夫が負担する。
保釈後について、関係者は「心身に疲れがみられ、病院で診察を受ける見込み」と説明。本人の今後の身の振り方については事務所が、
体調を考慮しながら本人と検討していくとみられる。吉澤被告は出身地の埼玉県三芳町の広報大使を務めていたが、事件後に被告側が辞退を申し出て、町が解任した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000056-spnannex-ent
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