フリーアナウンサー、古舘伊知郎(63)がフリー転身以来、最大の窮地に立たされている。今秋の各局の番組改編により、民放でMCを務めるレギュラー番組が消滅したのだ。かろうじて連続ドラマに出演することが決まったが、“千の舌”を持つトークの天才にいったい何が起きたのか?
14日スタートのTBS系「下町ロケット」に出演すると報じられた古舘アナ。しかし、その裏では深刻な事態に陥っていた。
古舘アナは、2016年3月にテレビ朝日系「報道ステーション」を降板後、バラエティーを中心にさまざまな番組でMCを務めた。
だが周囲の期待ほどの成果は残せず、今秋には「モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~」(フジテレビ系)と「おしゃべりオジサンとヤバイ女」(テレビ東京系)の2本が打ち切りに。
MCとして残るのは、NHK「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」のみで、民放局のMCレギュラーがすべて消滅するのだ。
「『モノシリー』は、ゴールデン帯ながら視聴率5%割れと低迷。『おしゃべりオジサン』は番組名を改題し、深夜帯からプライム帯に昇格しましたが、
古舘さんだけでなく、坂上忍、千原ジュニアといった売れっ子3人を起用したことでコスト面の問題もあったのでは」(バラエティー番組の放送作家)
苦境の要因の一つとして、コストパフォーマンスの面は無視できない。
「芸能人にとってギャラは“格”の表れ。ギャラを下げることは、商品価値や人気が下がっていると自らアピールするようなもので、基本的にはNG。
最近、苦戦が続くとんねるずと同様、古舘さんも『報ステ』時代にかなりの高額ギャラをもらっていた結果、今さら下げられず、費用対効果という点で扱いづらい“高級品”になりつつあります」(芸能リポーター)
それだけではない。
「前身番組の“顔”だった久米宏さんの後を継いで視聴率を下げなかった実績は、今でも業界内で高く評価されていますが…」とした上で、前出の放送作家は続ける。
「人気報道番組のキャスターを務めたことで、その気はなくても偉そうなイメージがついてしまい、昨今のテレビで重要な“親近感”に欠けてしまった観はあります。これも大御所となったとんねるずと共通する課題じゃないでしょうか」
さらにこんな意見も。
「トークで聞かせる“古舘節”は今の若い層には響かないようだ。ドラマへの出演は、生き残るためには俳優業でも何でもやりたいという思いのようです」とスポーツ紙記者。
“異種格闘技戦”の開幕か。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000000-ykf-ent
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