女性アイドルのDV騒動で、韓国の芸能界が大揺れだ。ソウル市内で恋人の男性を暴行したとして、女優のク・ハラ(27)がこのほど警察から事情聴取を受けたのだ。
ク・ハラは2016年に解散したアイドルグループ「KARA」のメンバーで、日本ではNHK紅白にも出場するなど人気も高いだけにショッキングなニュースだ。
その彼女から「暴行された」として、ヘアメークの男性A氏(27)が警察に通報したのが今月13日未明のこと。警察が出動する騒ぎに。調べに対し、A氏が「別れ話をしたら、一方的に暴行された」などと供述したのに対し、
ク・ハラは「彼が『起きろ』とわたしを蹴った。それで言い争いになって、殴った。お互いのけんかだった」と双方の暴行であると主張。こうした過程から、ク・ハラがA氏と恋人関係にあることも分かり、芸能マスコミが押し掛ける騒ぎに発展している。
どちらが先に手を出したのかなど、言い分は食い違うが、世間を驚かせたのは、虫も殺さぬ顔をした元アイドル歌手がDVの加害者であったことだろう。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。
■犠牲者はマネージャーが大半
「女性タレントによる暴力は、日本の芸能界でもないわけではありません。好感度の高いあるグラビアアイドルは灰皿をマネジャーに投げつけ、
『ああ、だるいし。消えろよクズ』などと怒鳴りつけていましたし、女性タレントがマネジャーやスタッフに対して暴言を吐いたり、暴力をふるうケースを含めると、結構な数に上るのではないでしょうか」
そのグラビアアイドルはテレビで見せる笑顔が、裏に回ると一変し「私のおかげで食えてんだろ、ひもかよ。クズの仕事は面白いか、クズなりにごみ拾いにでも転職しろよ」などとスタッフに言っていたというから、
一歩間違えば警察沙汰だったのかも知れない。また、引退したある女優のケースでは、マネジャーに命じて仲の悪い“ママ友”の自宅にスプレーで落書きさせたという“事件”もあった。
「被害が表沙汰にならないのは、相手が有名人だと、マスコミに騒がれて被害者の立場も悪くしてしまうから。そうしたことで、泣き寝入りさせられてきた被害者が、今回の韓国での騒ぎを知って訴え出る可能性はあると思いますよ」(前出の野島氏)
■和田アキ子担当は全員が出世
「でもねえ」と、ある芸能プロ幹部がこう言う。
「現場マネジャーは女優やタレントのわがままに耐えてナンボ。灰皿を投げられようが、暴言を吐かれようが、24時間365日、笑顔で対応できなければダメなんです。
逆に、それができれば芸能界で上を目指せる。ホリプロがいい例で、和田アキ子のマネジャーを務めあげた人間はほとんどが事務所幹部になっているでしょ。
そりゃあ、マネジャーだって人間だから飲めば愚痴と恨み節が炸裂しますけど、そこまで務めあげてこそマネジャーのかがみなんです」
芸能界を一般社会のモノサシで測ってはいけないようだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000009-nkgendai-ent
みんなのコメント