テニスの全米オープン女子シングルスで日本勢初の優勝を飾った大坂なおみ(20)の快挙を受け、モノマネ芸人・小坂なおみ(34)が9日、本家と同じように勝利の雄たけびを上げた。
「優勝決定時は喜びのあまり号泣しました」。偉業に触発されたようで「お笑い界のグランドスラムを目指す」と、R―1ぐらんぷりなどのメジャー大会Vを宣言した
。一方、北海道根室市に住む祖父・大坂鉄夫さん(73)も吉報に顔をほころばせた。
身長155センチ。大坂より25センチも低いモノマネ芸人・小坂は、優勝おめでとうございますの祝福に「ン…。アリガト。アリガトウゴザイマス~」とほほ笑んだ。ルックスもさることながら、はにかむような受け答えも本家そっくり。自身の運命をも変える可能性がある大坂の優勝について、小坂は「本当に優勝したときは…言葉がでなかったし、号泣して放心状態。おめでとうなんですが、すごすぎて何て言ってイイか分からない感覚」と喜び過ぎてワケが分からなくなったことを告白した。
試合が始まる朝5時まで、緊張のあまりほとんど寝られなかったという。この日だけで仕事依頼は10件以上。ツイッターのフォロワーは1ケタから3ケタ突破と急増した。
本人とは一度も会ったことはない。それでも、猛研究の成果で人柄は知り尽くしている。「とにかく周囲への気遣いがすごい。モノマネも、優しい心を出すつもりでやっています」
小坂は30歳になってから歌手を目指し、歌謡コンテストに出場。偶然居合わせたある芸人にナゼか見初められ、「一緒におもしろいことやりませんか」と誘われたのが、
お笑いの道を進むきっかけだった。16年末にその芸人に「大坂に似ている」と指摘されたことをキッカケに自身が激似であることを初めて自覚し、モノマネを始めた。
翌年のR―1ぐらんぷりに応募。1回戦で敗退したものの「ひとりでよく頑張ったで賞」(落選者のなかで審査員の印象に残った1人が選ばれる賞)を受賞した。
20歳の大坂とは対照的に、年を重ねてから開花しつつある才能。自身は「大坂さんの最近の活躍でマネする人もでてきましたが、最初にやったのは絶対に私」とオリジナルであることに誇りを感じている。
今後の目標については「R―1とかお笑い界のグランドスラムを取ること」と宣言。もっとも「その前に、一度本人に会いたいですね。まずは公認をいただければ…」と苦笑いを浮かべた。
◆小坂 なおみ(こさか・なおみ)本名非公表。1984年6月16日、富山県生まれ。34歳。高校卒業後、専門学校を経て神奈川県内で服飾関係の会社に勤める。
17年、R―1ぐらんぷり予選に大坂のモノマネで挑むも1回戦敗退。お笑いのほかに「てくてくのもり」名義で弾き語りライブも行っている。
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引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180909-00000209-sph-ent
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