シリアで2015年に拘束され、3年4カ月ぶりに帰国したジャーナリスト安田純平さん(44)が2日、都内の日本記者クラブで2時間40分に渡って会見。
終了する直前には、本人のメッセージとして「あきらめたら試合終了」という言葉が、司会の川村晃司氏(テレビ朝日解説委員)によって掲げられた。
川村氏にその意味を問われると、安田さんは「本当にこの文字通りで、諦めてしまったら精神的にも肉体的にも弱ってしまう。とにかくいつかは(家族のもとに)帰れるんだと、ずっと考え続けていたので、この言葉を書かせていただきました」と説明した。
会見の内容がメディアで伝えられると、さっそく、この言葉が注目され、ネットでは「スラムダンク安西先生のパクり」と話題になっている。
“安西先生”とは、漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」の登場人物。安西先生が、逆境で勝利をあきらめかけた選手を励ました言葉が「あきらめたらそこで試合終了だよ」で、その引用ではないかと指摘されているのだ。
確かに、安田さんはスラムダンク世代ではある。連載スタートは高校生時代の90年。本人が熱心な読者であったかどうかについては現場で質問がなかったため不明だが、スラムダンクのファンでなくても共感を呼ぶ“名言”として、よく引用されたものだ。
安田さんは狭い場所での監禁時に「身動きができず、腹が立ってドアを蹴りまくりました。(聞き耳を立てていると監視するなら)俺の鼓膜を破ってくれと。
一生耳が聞こえなくなって、家族と話ができなくなってもと。無視されましたけど」と振り返る。ネットでは「イスラムダンク」などの書き込みもみられたが、安田さんの証言にはそうした“からかい”など問題ではないリアルさがあった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000074-dal-ent
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