「歌手安室奈美恵は全て完結。私がステージに戻ることはないです」――。
今月16日の引退を前に、安室はNHKのインタビューでそう語り、活動再開の可能性を否定した。とはいえ9月20日の誕生日で41歳という若さである。
引退後について「思い付かないですね。これから趣味探しです」と笑ったが、どうするのだろうか。
何をするにしても、金に困るということはないだろう。デビュー25周年を迎えた昨年9月に引退を発表してからの1年だけを見ても、その稼ぎっぷりは凄まじい。
ベストアルバム「Finally」はダブルミリオンを超えて売れ続け、ラストツアーではソロのアーティストの史上最多となる80万人を動員し、ツアーの模様を収めたDVDも約130万枚を売り上げているのだ。
「安室さんは2015年にライジングプロから独立し個人事務所ですから、だいたい売り上げの3割が自分のところに入ってきます。
ざっと見ても、ツアーのチケットの売り上げだけで70億円、DVDで70億円、アルバムでも同額くらいは間違いないし、ツアー会場や展示会で売られるグッズの売り上げもある。このグッズというのが儲けが大きいんです。
アイドルのコンサート会場ではウチワが約1800円とか、とんでもなく高額に見えても、ファンは買っていく。
彼女の場合、ライジングに所属していた頃から売り上げの半分をもらっていたそうですけど、今は全部自分の事務所ですから、丸儲け。
グッズだけで20億~30億円はいくでしょう。引退ビジネスでの稼ぎでいうと、200億円を超えていてもおかしくないと思いますよ」と、ある芸能関係者は言っている。
その額は「優良中堅企業の年間売り上げに匹敵」とも。仮にその3割が手元に入るとすれば、この1年間だけで63億円超。
引退後、安室は世界一周旅行を考えているとの報道もあるが、どこだって行けるだろうし、一生遊んで暮らしていけるに違いない。ワイドショーの芸能デスクはこう言う。
■不可欠なマスコミ対策
「2年前に買ったとされる京都市内の高級マンションの最上階、4LDK、150平方メートルの部屋のほか、同じ京都でさらにもうひとつ、京都でもトップクラスの高いマンションを購入したという噂も聞こえてきます。
その価格がなんと7億円するとかしないとか。東京や沖縄にも拠点を持っているでしょうし、本当に、行きたいところに行けて、いつまでもそこに居たっていいという住環境にはあるでしょう」
それは、マスコミ対策でもあるのかも知れない。安室は公式サイトにこう記した。
「16日の引退の日が近づくにつれ、家族や関係スタッフの方々に連日取材が続いております。沖縄の家族の自宅に押しかけたり、姪っ子に関しましては待ち伏せされ取材をされたり、とても怖い思いをさせてしまっています」
そして「私はこれ以上、家族を怖がらせたり、関係スタッフの方々に迷惑をかけたくありません…どうかお願いです…
もう家族や関係スタッフの方々に取材をするのは辞めて頂けないでしょうか…どうかお願い致します…」と訴えた。
安室の今後を山口百恵になぞらえる向きもある。
百恵さんは1980年のファイナルコンサートから約40年経った今もマスコミに追われている。たとえ世間から忘れられたいと思っても、一向に忘れられないとすれば、あまり幸せとは言えない。そういうことからも、安室奈美恵の復活を予想する関係者が相次いでいる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000013-nkgendai-ent
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