順位こそCS進出が可能な位置にいるが、巨人ファンからさえも「下克上で日本一」という意気軒昂な声は聞こえてこない。むしろ「抜本的な改革を進めるならCSを辞退したほうがいい」という意見まで出ている。「抜本的な改革」──それは“首脳陣の総入れ替え”と訳してもいい。そう思わせてしまう試合が本拠地・東京ドームで続いた。8月26日は貧打に苦しむ阪神を相手に、8回に5点差を引っ繰り返される大逆転負け。高橋由伸・監督(43)は大量リードの余裕をもたせて澤村拓一(30)をマウンドに送り出したものの大炎上し、ドームは落胆の溜め息に包まれた。
休養日を挟んで首位・広島を迎え撃った28日は、元エース・内海哲也(36)が3回までに8失点。早々に球場を立ち去るファンが後を絶たない。一塁側スタンドから「長嶋さんが悲しんでるぞ」とヤジが飛んだのもこの試合だ。
泣きっ面に蜂。翌29日は粘って延長に突入するも、今季、何度も繰り返された救援陣の自滅。アダメス(23)が4四球(申告敬遠1つを含む)による押し出しで決勝点を献上するという後味の悪さが、敗戦の重苦しさを倍増させた。
怒りと批判の矛先は誰よりも指揮官に向けられている。V9戦士の一員で、現役引退後は投手コーチとして斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己らを育てた中村稔氏(野球評論家)は、「高橋監督は野球を理解していない」と一刀両断した。
「まだ打席が回る可能性があるのに、外国人選手が出塁すると目先の1点欲しさに後先考えず代走を送る。投手起用にしても、先発を信用しきれずに早めに交代させる。そうした大局観がなく先の読めない采配が、試合終盤での勝負弱さを招いている」
高橋監督は今季が3年契約の最終年。4位以下に終われば同一監督の下では球団史上初の連続Bクラスとなり、更迭は避けられない情勢だ。
そのムードを決定づけたのが28日の試合後、山口寿一・オーナーが発した「毎回似たような負け方」という突き放した言い方だった。それを聞いていた番記者たちは、監督交代を“決定事項”と受け止めた。次期監督の情報収集に一斉に動き出したのだ。
※週刊ポスト2018年9月14日号
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180903-00000007-pseven-spo
みんなのコメント
株式会社読売巨人軍株式会社読売新聞グループ本社は 高橋監督の人権を ないがしろにしてる。現役で やれたのに無理やり 辞めさせて
監督業を 無理やり 押し付けた。人の人生 どない 思ってんねん。更迭とか 失礼すぎる!アンチ巨人やから ほんま株式会社読売巨人軍株式会社読売新聞グループ本社の 幹部の人達の 非人道的な行いが 凄く 腹が立つ。高橋さんの人権を 侵害するな!
結果は全て監督が責任を負うわけだが、そもそもが何故由伸を監督にしたかが問題。コーチの経験もない現役の看板選手に無理矢理監督業を押し付け無茶苦茶だ。現有戦力でやりくりしているがまぁどいつもこいつも仕事をしないのは皆んな見ているだろ。
不可解な采配と叩かれるが各々がしっかり仕事をしていたらそんな声なんてでない。ファンは監督叩きよりも無駄なFA補強、選手育成はできない上に不祥事を起こす2軍の惨状の方にもっと矛先を向けるべきでないかと思うが。