81歳で亡くなった桂歌丸さんを追悼する「笑点」(日本テレビ系)の特番が放送された。放送前、歌丸さんが絡むお馴染みの「死亡ネタ」について、昨今の風潮から「不謹慎だ」との糾弾を懸念して放送されないのでは、との見立てもあったが、結局、どうなったのか。
■「山田くん、全員の(座布団)全部持ってって!」
歌丸さん死去後、初の放送となった2018年7月8日夕の「笑点」は、内容を変更し、「桂歌丸師匠ありがとうスペシャル」として、過去の名場面や、歌丸さんを偲ぶ特別「大喜利」の模様を流した。
歌丸さんといえば、三遊亭円楽さんらが歌丸さんの「死亡ネタ」をイジるやりとりを思い出す人も多く、2日に訃報が流れたあと、ツイッターでは自身の記憶にある「死亡ネタ」を再現する人も相次いでいた。
中には、「『本当に死んだ後にこれを流すなんて不謹慎』って糾弾する」声が、今後出てくることを心配する指摘も見受けられた。
そして8日の放送。「死亡ネタ」は、過去の名場面(約20個のネタ)でしっかり紹介された。1つ目は、歌丸さんが司会で、回答者は「警察官」の帽子をかぶった円楽さん。事件現場で使う、立ち入り禁止テープを手に、円楽さんが歌丸さんを念頭に「干からびて亡くなったという…」とつぶやくと、歌丸さんは「山田くん、全員の(座布団)全部持ってって!」と指示を出すと、会場は大ウケとなっていた。
円楽さん「じじい!早すぎるんだよ!! 」」
もう一つ披露された「死亡ネタ」は、円楽さんら数人が立ち上がって、棒状のもので司会席の歌丸さんをつついている。「何やってんの?」と歌丸さんが質問すると、円楽さんが「まだ生きてる」とやって、歌丸さんが怒りだすというパターンだった。放送後のツイッターでは、
「自らの死すらも笑いにするというのは、人徳と落語家冥利に尽きるのではないでしょうか」
「歌丸死亡ネタしまくってたけど、やっぱ仲良かったんだろうなぁって思うわ」などと、「死亡ネタ」に反応する人が相次いでいた。
番組の後半は、天国の歌丸さんに「○○してくれて、ありがとうございました」と呼びかけ、最後に一言付け加える、というお題の大喜利だった。円楽さんは、「悪口を優しく受け止めて」くれたことに感謝しつつ、.
「最後に言わせてください。じじい!早すぎるんだよ!! 」と、目にうっすらと涙をうかべながら解答し、大喜利を締めくくった。円楽さんが歌丸さんに「じじい!」と呼びかけるのはお馴染みで、歌丸さん死去後のツイッターでも、2人の信頼関係の厚さを象徴する言い回しとして思い出す人が続出していた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00000004-jct-ent
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