【楽天】則本、野茂以来の４年連続２００Ｋも痛すぎる７敗目→いいピッチャーだけに代えどきが難しい

◆ソフトバンク４―３楽天（２４日・福岡ヤフオクドーム）

 

エースがまたしても崩れ落ちた。２点のリードをもらった直後の７回、則本は粘りきれなかった。１点差となった２死一、二塁。福田の打球が左中間を抜けると、その場にしゃがみ込んで下を向いた。すぐに本塁後方へバックアップに回ったが、逆転の走者・松田が生還し大はしゃぎするのを横目に再びしゃがみ込み、怒りを右の拳に込めてグラウンドをたたきつけた。

 

この日９奪三振で４年連続２００Ｋを達成。オリックスが敗れ、日本一になった１３年以来４年ぶりのＣＳ進出が決まった。しかし、痛すぎる７敗目。２位の西武に３ゲーム差に引き離された。

 

７回の悪夢は、ウィーラーのトンネルや四球が重なって起こった。この回も３つのアウトは全て三振で取るなど、今季初の中５日でも球威はあった。「結果逆転されて負けているのでいい球でも悪い球でも関係ない」と則本。失策をしたウィーラーも、ベンチに戻るとタオルで顔を覆ってしばらく動くことができなかった。

 

思い出されるのは２１日前。３日の同カードで９回にサヨナラ打を浴び、則本はベンチで涙した。この試合では１９９０～９３年の野茂英雄（近鉄）以来９人目、２１世紀初の４年連続２００奪三振を達成。だが、花を添えるどころか再び悲劇に見舞われた。「そんなことはどうでもいい。勝ちたかった」と吐き捨てるように言った。

 

梨田監督も「四球もエラーも野球にはつきものだけど、一番悪いタイミングで出た。悪いことが全てあの回に重なった」と頭を抱えた。球団創設１３年目で３度目のＡクラスにも指揮官は渋い顔。「それもさみしい話」と表情を緩めることは一切なかった。

引用元: 【楽天】則本、野茂以来の４年連続２００Ｋも痛すぎる７敗目

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