【先週の数字】13・3%
16日に放送されたTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」最終回の視聴率です(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。平均も2ケタをキープし、テレビ誌やデータ会社が独自に行う視聴者満足度調査でもずば抜けた高評価を獲得していた作品。最終回で自己最高を記録し、有終を飾りました。
不自然死の死因を究明するUDIラボを舞台にした法医学ミステリー。深い化学知識をちりばめたわくわくするストーリー、魅力的なキャラクター、せりふの面白さが、単なる真相究明に終わらない分厚い人間ドラマにつながっていて、私も毎週夢中で見た1人でした。
脚本は「逃げ恥」「重版出来!」などで知られる野木亜紀子氏。原作ものを扱ううまさで評価を積み上げてきた氏ですが、オリジナルでも圧倒的でした。紡ぎ出す物語には、決まりきったテンプレートをことごとく飛び越えてくる馬力があり、見たことない展開、聞いたことがないせりふがいつまでも胸に刺さる、神回の連続でした。
1話から独創的で面白かったのですが、最初に視聴者満足度をはね上げたのは5話だったと思います。婚約者の死は自殺ではなく、殺されたのだと知った青年の話。やっと幸せをつかんだ若い2人に何の落ち度もないだけに、残された青年の痛みがよく分かるんですよね。お葬式で犯人を刺し、馬乗りになってとどめへ。主人公、三澄ミコト(石原さとみ)の「まだ間に合う」という言葉がさらに喪失感に火を付け、純朴な青年がナイフを振り下ろした結末は、ネットでも大きな話題となりました。
「そんなことをしても死んだ人は喜ばない」みたいな説得で思いとどまるお約束ではたどり着かない光景で、命の重さがずしんときました。「思いを遂げられて本望だろう」という同僚医師、中堂(井浦新)にミコトが食ってかかり、正反対な2人を通して、受け手にさまざまな問題提起を残した回でした。
7話で、いじめを「法律では裁けない殺人」と言い切ったのも骨太でした。命と引き換えに加害者の名前を告発しようとしている子に「彼らはきっと転校して名前を変えて、新しい人生を生きていく」と、いかに割が合わない行為かを具体的に示すアプローチ。「命の大切さ」とか「君は1人じゃない」みたいなベタなせりふにはない説得力に目からうろこ。「あなたの痛みは決して彼らに届かない」。ドライに見えて、いじめ題材でこれだけ血の通ったせりふに出会ったのは初めて。ドラマの力を感じた瞬間でした。
最終回も、お約束をぶち破る野木ワールド。連続殺人犯は幼少期に母親の虐待を受けていたという、ドラマでは定番の“心の闇”を設定した上で「あなたのことを理解する必要なんてない。不幸な生い立ちなんて興味はないし、動機だってどうだっていい」と一刀両断。解剖医の立場だから言えるせりふとはいえ、犯罪でもいじめでも、やたらと加害者側の事情を手厚く描きたがるトレンドに違和感があったので、好きなドラマの最終回で、主人公がばっさりやってくれて痛快でした。過酷な幼少期を過ごしても、そこを言い訳にせず生きている人がほとんど。簡単に何かの予備軍として描かないプライドにも共感します。
各話に張り巡らせた伏線をバリバリ回収する手腕もあざやかでしたし、コメディーとシリアスのバランスも絶妙。どんな絶望が描かれても、どこかに希望を感じる後味が毎回すてきでした。最終回は中堂でしたね。「クソ」を連発するこの人の性格に手を焼いてきた担当技師(飯尾和樹)が「スナフキンだと思えば愛せる気がして」。中堂の無愛想な性格も、無造作な髪形も、緑色の解剖服も、飯尾がムーミン好きなのも、全部ここへの伏線だったのですね。最後に亡き恋人の父親からもらった「夕希子の旅は終わりましたが、あなたは生きてください」という言葉も、中堂=スナフキンだと思えばなおさら感動です。
中堂風に言えば、ほんと、全話クソ面白かったですね。3カ月あっという間でした。またこのチームに会いたいものです。4月期も、わくわくするドラマに出会えることを期待しています。
【梅田恵子】(B面★梅ちゃんねる/ニッカンスポーツ・コム芸能記者コラム)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180322-00156888-nksports-ent
これで安心して続編待てます。
因みに某お笑い芸人のUDI復帰はどうでも良いです(笑)
しまいには、インナチョラルとも言ってました。
涙もろくなったのもあるけど、ほぼ毎回泣けた(汗)
第5話も第7話も良かったし、最終回までの流れも、法廷での決着も予想外で面白かった。
ぜひ続編をやって欲しい。
石原さとみも最高。
録画やネット配信サービスを含めると、もっと上がるのではないでしょうか?
見終わった後は浄化されたかなのようなスッキリではなく、うまく言えないけど、気持ちのヘドロが押し流されたような気持ちに。
やっぱり視聴者はドラマに思いを託してる。良質なドラマを見たいんだと思います。
本当に見て良かったドラマでした。
アンナチュラルの『週刊ジャーナル』は、興都館から発行して欲しかった。
脚本家も出演者も人気者だからね。
同じTBSの逃げ恥の2ndと、どっちが早いだろう。
個人的に印象に残ってるのは第4話。
我が家の坪倉さんが見上げた花火の映像と米津玄師のテーマ曲がぴったり重なり、あまりに悲しくて美しくて号泣した。
石原さとみさん初め、出演者それぞれの渾身の演技に胸を打たれた名場面もたくさんあり、本当に素晴らしい作品だったと思う
毎回楽しみに観てました。
個人的には「いじめは殺人か?」の回が良かったです。
そんなに秩序や整合性で、この現場世界は出来てるのかな。拾えない伏線のほうがいっぱいあって、それもリアルの一つと思う。
窪田さんと石原さんが「え?この二人がラブなの?」って思ったくらいだったそうですが、どこがラブだったんだ(笑)。
六郎の成長物語で終わってたじゃないか。
殺人の回想シーンでは手袋してましたが、夕希子さんの時はしていなかったのかな?と。
なんにせよ、高野が自供して、罪にとえるのは、良かったです。
女子トークのリズムとか、所々にクスッっとなるシーンもあって好きなドラマでした。
最初は中堂嫌?いと思ったけど、だんだん許せてくる。
スナフキンだ(^^)
こういったドラマなら続編はありだと思います。
スナフキン見るたびに思い出してしまうわ。
高齢化社会だし、キラキラしたアイドルを登用したヒーロードラマは大人の鑑賞に耐えなくなって来たと感じます。視聴率はいいけどね。
市川実日子のセリフ「ありえませんって。だってへっぽこですよ?」「違うよね?違うでしょ?」
「嘘…だよね?」
の声色と、表情がとても好きでした。
いかに信じているか、それ故に困惑しながら必死で否定している、そんな葛藤がにじみ出て涙が出た。
それに対する六郎の演技も、ピカイチで。
なんとなく気づいていたミコトや、いつもながら冷めた表情の中堂。
でも、最後には仲間としてもう一度新しく彼を迎える素晴らしいまとめ方。
もう、脚本、キャスト、演出、全てが最高でした。
例えば、最終章の26人全員を証拠を全く残さず殺すのは無理があるし、26人全員に接触した特定の不動産会社(犯人の高瀬不動産)一社に集中している以上、さすがに警察は気づくだろう。被害者の足取りを徹底的に追うはずだから。脚本のクオリティにバラツキがあると苦言したのは、まさにこの点にある。
とはいえ、全話を一人でこなした野木亜紀子の努力にも敬意を表す。テレビ局には、次回も引き続きオリジナル脚本で勝負させることを期待する。
現実社会に近い作りで野次馬根性で視れたから面白かったの?
それとも単に今までに無い脚本だったから面白かったってこと?
イマイチよう分からん記事やな。
だから実際視ろってオチ?
久しぶりにハマったドラマでした。
続編も是非お願いします。
数年前のドラマってんならわかるけど
クソ心に刺さるドラマと某クソアニメ。
人を殺す奴は殺される覚悟が必要。と言う中堂さん言葉が、今までのドラマに無い心にスッと入ってきた!
野木作品は映画を含め大体観て、どれも好きだが、今回は完全オリジナル!素晴らしいです!
最近は、役者頼みのドラマより脚本家で選ぶかな(笑)
インパクトは2話
セリフは3話
胸が痛くて号泣は4話
どの回も考えさせられ素晴らしドラマだった
ジーンズ2あると良いな
「奥様はたまたま亡くなっただけ。そして私たちはたまたま生きてるだけ」が地味に響きました。
何ならスケジュール確保できる人からスピンオフで!
脇役まで全員が魅力的だったので
どのスピンオフでも楽しめそう
何より米津玄師の主題歌とドラマがリンクしてた良かった。涙、涙のドラマだったー
シーズン2楽しみにしてます!
ネットで調べて、自分が好きだった「重版出来」も担当されてて、
今回の「アンナチュラル」は、始まる前から、期待大でした。
始まったら、どの回も、時間を忘れて見入り、最後は、泣いてた。
続編は、あると信じて待っています。脚本は、野木さんで・・・・
コー〇ブ〇ーの3rdみたいに、脚本家が、変わって、残念になるドラマは、観たくないです。
続編はないのかクソが
再放送だけでもクソ見たいわ