ハース、アロンソの“嘲り“に怒り。「ハースよりも劣っていることに腹を立てたんだろう」とマグヌッセン→仲間からも相手にされなくなりそう

ハースのケビン・マグヌッセンは、フェルナンド・アロンソ（マクラーレン）が「ハースは“フェラーリのレプリカ“」とコメントしたのは、小規模チームであるハースに劣っていることに対する不満の表れだと語った。

今年からスクーデリア・フェラーリとの技術提携を強化したハースは、公式テストと開幕戦オーストラリアGPから中団争いの中で目覚ましい競争力を発揮している。アロンソはそのハースに対し、フェラーリとの関係強化が直接的にパフォーマンス向上に結びついていることを示唆するかのように、「まるで昨年のフェラーリのレプリカのようだ」とコメントした。

決勝を5番グリッドからスタートするマグヌッセンは、グリッド上で背後につけるアロンソがハースを嘲るような言及をしたのは、ハースのドライバーよりも背後からスタートすることに苛立ちを感じているからだと述べた。

「彼は僕たちが前にいることが気に食わないんだろう」とマグヌッセンは語った。

「なぜだろうね。僕はマクラーレンにいたんだ。その時、僕はチームにためにレースし、チームのインフラも見てきた」

「今の僕のチームと比べると、それは腹立たしく思うに違いない。僕はハースに対し誇りを持っているし、感銘を受けている。僕たちはここへ本当に競争力のあるマシンを持ち込むことができた。予選では4番目に優れたマシンだった」

「ハースはグリッド上で最も小さなチームのひとつであり、予算も小さく、スタッフとリソースも最低限でしかない。でも、予選では4番目に優れたマシンを持っている」

「それは本当にすごいことだと思う」

さらにハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーはアロンソの“嘲り“に対し、次のように語った。

「彼らは彼らなりの意見を持っているのだろう」

「しかし彼らは全てを見ているわけではない。全ての情報もなくそのような感想を持ったのであれば、少し留めておいてから話した方がいいだろう。（今回に限らず）何か話したい時、彼はこれを心得ておくべきだ」

「もちろん彼らは自分たちの意見を持つことができる。誰もが持っている権利だ。だから我々も自分たちの意見を持っている」

マグヌッセンのチームメイトであるロマン・グロージャンは、フェラーリとの技術提携により、ハースはフェラーリを類似する点もあるだろうが、アロンソのコメントは公平ではないと述べた。

「僕たちは（フェラーリと）ギヤボックス、サスペンションなど多くのものを流用している。だからもちろん類似しているところもあるだろう」

「でもハースは自分たちのマシンを作っている。もし僕たちがフェラーリの分身なら、今オリジナルと同じところにいるだろうね」

「（アロンソのコメントに対し）それは事実とは言えないし、ハースで働く人たち、そしてハースF1 VF-18を生産した人たちにとって良いコメントだとは言えない」

マクラーレン／ルノーの脅威
現在ルノーとマクラーレンは中団層の中で争いを繰り広げているが、マグヌッセンは今後その2チームと渡り合っていくのは非常に困難なことになるだろうと述べた。

「今年は大きな挑戦に挑むことになるだろう。今は笑顔を浮かべながらそんなコメントをしているけど、本当に厳しい戦いになると思う」

「以前僕はその2チームに所属していた。彼らを尊重しているし、そして彼らが何をすることができるのかを知っている。彼らが成し遂げているのは、簡単なものではない」

「そんな彼らよりも優位に立ち、ランキングで彼らに勝つことは非常に困難なことだと思う」

「今のところ、予選のトラック上では、僕たちのパッケージの方が優れていた。それは彼らに勝つことができるという可能性を示していると思う」

「でも今シーズンは、やるべきことがたくさんある。彼らが急に強くなり、追いつけなくなったとしても僕は驚かない」

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00010004-msportcom-moto

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