18歳だった頃、金髪のツインテールに厚底の靴を履いていたきゃりーぱみゅぱみゅは、25歳になった。最近では髪を黒く染め、「環境に埋もれるので変装もいらず、生活もしやすい」と喜ぶ。昨年には、彼女が表紙を飾った原宿系の雑誌が相次いで休刊。

デビュー以来初めて「紅白出場」を逃した1年でもあった。11日にリリースされた新曲『きみのみかた』は、歌詞やメロディーもどこか大人びている。不思議でファンシーな格好をした彼女は、もう「カワイイ」を卒業してしまうのか?【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

「きゃりーのモノマネ」は、いつまでたっても金髪ツインテール
――最近、大人っぽい方向にシフトしてるように見えました。

すべては楽曲とのバランスです。今回は大人っぽい曲だから、ビジュアルを大人っぽくしました。でも、テレビとかの「きゃりーのモノマネ」って、みんな金髪で大きなリボンつけていて、ツインテール。その格好、5年くらいやってないのに!(笑)。

でも、私って多分、最初のインパクトが強かったんだろうなと。それは嬉しくもあり……変えていかなきゃなぁと思います。

レディー・ガガもそうですよね。最初は金髪ロングで、フェイスペイントをしている派手なイメージがあったけれど、今はめっちゃナチュラルで、すごく変わった。スタイルは変わっても、やっぱり彼女はレディー・ガガ。そういう姿を見ると、私もその時、自分が好きな格好でいたいなって思います。

――『きみのみかた』って、「同調コメントばっかりで、本当にそれでいいの?」という歌詞が印象的ですよね。でも、いわゆる「大人」って同調したり、迎合したりすることもある。そういうものって感じますか?

感じます。きゃりーぱみゅぱみゅがまさにそう。最初は、名前も変だし、派手だし、「何こいつ?」みたいな感じだったんです。デビューするとき、ご挨拶に行くと、「この世界は厳しいよ」みたいな感じで、全然目を合わせてくれない大人たちもいた。でも、そこからテレビに出られるようになった途端、「きみは売れると思ってた」と言われたりして(笑)。

――手のひら返し!

そう!ワールドツアーに行ったり、「海外から人気!」ってなると、一気に「めっちゃすごいね」ってなった。私自身は、結構普通な気持ちなのに。

――萎えませんか?

萎えます。でも、最初に悔しい思いをしているので、海外でも通用できるような人になりたいなって思います。多分それが、きゃりーの原点にある。

――デビューしたときは、社会現象にもなりましたよね。

18歳から20歳までは、毎日死ぬほど忙しくて、へとへとになりながらの2年間でした。ライブ、バラエティの収録、ラジオ、イベント……毎日違う仕事をしていて、よくわからないまま過ぎ去っちゃった。

――病まなかったのでしょうか?

病んではなかったです。みなさんに知って欲しかったので。でも、心の寂しさみたいなのはちょっとあった。

「きゃりーぱみゅぱみゅ」はどんどん有名になっていくけれど、「18歳の自分」はすごい遠くでかけ離れていて。家族にも会えなかったりもして。

――どうやってバランスをとっていたのですか?

親友の存在が大きいです。高校の同級生のボンちゃん。彼女と一緒に松屋とか丸亀製麺に行って本来の姿を取り戻す。好きなんですよ、そういうご飯。ボンちゃんは、普通にOLやってるんですけど、一緒にInsta Liveやったりするくらい今も仲いいです。

ひとつのカルチャーが終わっていく
――そういえば、きゃりーさんがよく表紙を飾っていた雑誌『KERA』とか『Zipper』が休刊した時に、悲しいとTweetしていたのが印象的でした。

やっぱり、自分の原点の雑誌だったので。そこに登場しなかったら、きゃりーぱみゅぱみゅっていう存在もできていなかったし、こんなにファッションに興味持つことも絶対になかった。そこが終わっちゃうのは寂しい。

女の子のファッションも、みんながモテる女優さんみたいになってる気がします。個性派な感じがどんどんなくなってきてる。最近、原宿を歩いていても、ロリータの人たちが全然いなかったりして。「あのときの原宿 IS DEAD」って感じですね(笑)。

――原宿はカウンターカルチャーの街ですからね。

学校にいても、家にいても、「変わってるね」って常に言われてたんです。私、全然変わってないんですよ。でも、ずっとビジュアルが変な子って思われてた。

原宿に行くと個性的な人たちばっかり。「全然変じゃないじゃん、私」って自信をもらえた。原宿は、「馴染めない人たち」の心の拠り所的な街ではあったと思います。

私もそうですし、年齢を重ねてもずっと同じ格好をし続けることは、まずない。でも、ゴシックとか、そういう文化を知らない子たちが、これから増えていく。

――去年、きゃりーさんが紅白に出ていなかったのも、すごく衝撃を受けたのですが……。

今までは、デビューしてからずっと当たり前に紅白に出てたんです。それが普通だった。でも、「今回は出られないんだよ」となったときに、挫折じゃないですけど……今まで上がりっぱなしだったけど、はじめて気がついて。そうじゃないこともあるって。

衣装を作ってくれる人もスタッフさんも、紅白はすごく力を入れていたし、楽しみにしてもいた。だからみんなに「すみません」って気持ちがすごいでちゃったんです。でもスタッフさんたちは「全然いいよ」って言ってくれた。

私、もっとがんばりますねって思いました。それまでは本当にふわふわして、何も考えなかったし、向上心もなかった。「わからない人にはわかってもらえなくていい」って感じだったんですけど、最近は「どうすれば、私のことをあんまり知らない人でも”きゃりー”に興味持ってくれるんだろう?」と考えるようになりました。

大人になると、派手な服はもう着れないの? 落ち着かなくちゃいけないの?
――大人になると、ファッションも派手なままでいくか、落ち着いた感じにシフトするか悩みますよね。芸能人だと、特に迷ってしまいそうです。

迷いもありました。でも、ラジオで美輪明宏さんと対談した時にアドバイスを貰ったんです。

私が「派手な服を着ようと思わなくなった。年齢が上がったからでしょうか?」って聞いたら、美輪さんは「女性は年を重ねて、肌がくすんでシワも出てきてから、やっと宝石がマッチするの。若い頃からアクセサリーつけるのはToo Much。肌がくすんでいるからこそ、明るい色を着なきゃダメ」と言ってくださって。このアドバイスは、心にしまっています。

――迷いが晴れた?

派手な服は引き続き着るけれど、いろんなことをやってみたいと思うようになりました。昔はヒールなんて興味がなかったけれど、厚底じゃなくてパンプスを履いてもいい。リュックじゃなくて、小さなバッグを持ってみてもいい。それが「大人っぽい」ように見える理由なんじゃないかなって思います。私的には、派手なのも、落ち着いたのも楽しみたい感じ。

――実際、ヒールは買いましたか?

買いました。でも、めっちゃ足が痛むので履かなくなっちゃった。基本的にいつもTOKYO BOPPERです。やっぱりヒールはすごく不安定で、足が超疲れる。結局、BOPPER履いちゃうんですよね。

今回のMVでは、ヒールを履くっていう選択肢もあったんですよ。すっごく高いやつ。でも、撮影は長い時間かかるので、厚底になりました。

――メイクはどうですか? 口紅とか。

そんなに変わってないかも……でも、カラコンとつけまつ毛を変えましたね。サイズをちょっと小さくした。特に理由があったわけではなくて、たまたまいつも使っているカラコンが売り切れだったので、変えただけだったんですけど(笑)。

――時代も変わって、自分も年齢を重ねて。その変化を楽しんでいる?

そうですね。日本って「若さこそが価値」とする謎の文化がある。海外だと、60歳の女優さんが「美」として評価されているのに、日本はまだそんなにない。その雰囲気を変えたいとは思いますね。

でも、「きゃりーちゃん」って呼ばれる存在ではあり続けたいと思ってます。「きゃりーさん」じゃなくて「きゃりーちゃん」。

――「ちゃん付け」は、若さの象徴のような気もします。

単純な「若さ」ではなくて、少女性っていうか。大人になっても無邪気な女性でいたいなって思うんです。この前、八代亜紀さんにお会いした時に、「きゃーりちゃんっ」って、笑いながらお話してくださって。芯はしっかりありながら、天真爛漫な少女っぽさがある人って素敵だなって。

何歳になっても無邪気さがある女性……無邪気を作っていくわけじゃないですけど、遊び心を大切にしていきたいなと思います。

——————————
最後に、「セルフィーを撮ってくれませんか?」とお願いすると、慣れた手つきでアプリを開きながら、小さく呟く。

「SNOWで撮っちゃうんですよね。そっちの方が恥ずかしくないんだよな」

たくさんの雑誌の表紙を飾ってきても、ワールドツアーを回っても、自撮りをするときにはちょっぴり恥ずかしくなる。

黒髪になったきゃりーぱみゅぱみゅの足元は、ヒールではなく結局履いちゃうTOKYO BOPPERの靴だった。


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みんなのコメント

 

名無しさん
きゃりー「カワイイでもっと売りだせよ!あの事(未成年淫行)バラすぞ!」
広告代理店「あの事(未成年淫行)から何年経ってると思ってんだ!カキタレ上りが!、
だいたいカワイイ、カワイイって年考えろ!!」
きゃりー「ぐぬぬぬ・・・」
ってやりとりでもあったんだろ
名無しさん
どっかで路線変更しないとPerfumeみたいになる。ただ、今後の需要は分からないけど
名無しさん
いつの間にかピーク終わってたな
名無しさん
コイツの過去のDVDって児童ポルノ法に引っ掛かる?
名無しさん
跡美しゅりっぽい。
名無しさん
スゲー鼻の穴
名無しさん
>学校にいても、家にいても、「変わってるね」って常に言われてた
>原宿に行くと個性的な人たちばっかり。「全然変じゃないじゃん、私」
“変わってるね”の意味がよく分かってないみたい。変、個性的、突き抜けてる、の意味じゃない。浮いてるけど大丈夫?ハブられてるよ?もっとうまくやれよな!って事なんだ
名無しさん
あたし、はたちって曲最近かと思ってたよ
名無しさん
もはや時代が終わったのは分かってんのにこだわり述べられても
しかも黒髪
派手派手しぃ金髪のおばちゃんにもこだわり負けとる
名無しさん
奇抜なファッションだからこそモデルとしても歌手としても
ブレイクできたのに・・・
その他大勢と一緒になったら、何が残るというのか。
名無しさん
ま、でも好き
OMAMCOMASAO
武村桐子はかなり病んでるし洗脳されてるよ
おまけに食わず嫌い
sky
黒のがいいよ。
もう髪色変えないほうがいいかも。
頭皮に負担かけると30代になってハゲる可能性本当にあるから。
(´・ω・`)
タイプは違うけど篠原ともえみたいな感じかな。
テレビに出る時のキャラと素の自分にギャップがあるって感じ。
炎のえるぼ
人気があるのかわからないが、どうでもいい。


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彼女はポーランドから来た留学生
普通にこの人児ポやってたと思う。
名無しさん
NHK紅白歌合戦などもう過去の流行りですよ。忘れました。NHKは放送界から切り離す時代はすぐそこに迫っている。
k
私から見たら、原宿は今でも普通に理解不能なファッションの人がうじゃうじゃいる街に変わりないんだけどな…
歳かな。
メルカバMk4
30歳になったら
(世界征服、だっ、だっ、だっ、インベーダー♪♪)
とか、やってられないでしょ?
もうそろそろイメチェンしないと。
名無しさん
彼女のライブに行ったことあるけど子供に優しい感じでステージングも凝っていてとても楽しかった。これからもきゃりーを演じて欲しい。
名無しさん
カラコンじゃないと顔見せられないのは変わってないんでしょ。何も変わってない、痛い女
名無しさん
「やらされてる感」が滲み出てるなぁ
名無しさん
口パク
名無しさん
5年後は別の仕事してんじゃない?
ナカタヤスタカもオワコンだし。
名無しさん
頑張れキャリーさん!
名無しさん
可愛いアラサーが居たっていいじゃない!
もう25歳だからとか歳に捉われずに「かわいい!」を貫いて欲しいな。
特にファンでは無いけれど「原宿でヤホホイ!」が大好きでよく動画見てます。
D@N
どうでもいい。
名無しさん
48人でやってる組があるのに、
同じ尺を一人でやってるのは
大したもんだな
名無しさん
そもそもカワイイか?
名無しさん
大御所ではないよね。ふざけたことをいうもんではない。
考えてからコメント書きなさい
こんなにかわいく無い人を応援する気持ちがわからん。
今更口パクだの文句言う奴は最初から応援するな。
名無しさん
竹村桐子ってジュニアアイドルの写真を見たけど、
「幼い」というのを抜きにして、
今とは顔が違っていた。
車にポピー
は?
おめーレディガガじゃねーし
名無しさん
黒髪イイじゃん!
名無しさん
そりゃそうだよなあー、25歳にもなっバカみたいなことやってられないよ、社会人なら4年目、そろそろ遊びは終わり。
名無しさん
きゃりーちゃんと・・・ぱみゅぱみゅしたい・・・・
名無しさん
お遊戯会レベルの整形モンスターって曲だせよ。
名無しさん
とてもしっかり自分の感性、信念?を持っていて驚きました。
私も30代になって、、ヒールはいた方がいいかなとも思いますが。。
子育てに集中できないし、疲れるし、、結局ドクターマーチン。
オフィス街ではダサいと思われるかなとも思いつつ、
かわいいと思う方で。まいっか
fjt17000
確かにいつまでも頭の中がお花畑でもイタイ人で終わるから、
徐々にアダルトなイメージへ移行して行った方が良いかもね。
たまに中年女性が無理して若い子のブランドを着ている人が
いますが流石に見ていてツライ事もある。
FuJii
クラスで3番目くらいの可愛さ
学校全体では50番目くらいでしょうか
名無しさん
はまだばみゅばみゅは?
きりん
よく頑張ってますよ。
変な話も聞かないし。
派手は年齢じゃなく、似合うか似合わないかだと思います。キャリーさんはいくつになっても似合います。頑張って。
青ポチご苦労
八代亜紀さん
ももクロの連中にも言ってやってくれ
もう無理があると
名無しさん
世間の気まぐれにたまたま当たって売れただけ。歌もヘタクソ、顔は超ブス!
名無しさん
彼女の流行り出した頃は知らないけど
興味ない人、ジャンルが違う人にまで浸透したのは凄いと思います。
大人のずるさなど知ったみたいだし
また一花咲かせて下さい
名無しさん
賢い・正しい選択だ。
ローラのように、歳を考えないで、若さゆえに勝ち取れたおバカキャラ、何時までも栄光に酔っているようだが、私は嫌いだ。
キャリーはここに来るまで、バラエティーなど、歌以外でチャレンジしてた。
無理がなく自然体で自分を露出出来てたので、私は感心してた。
このような形で言葉にすると言う事は、自分の中に葛藤があったんしょうね。
似たような人がもう一人いますね。
上と彩。
彼女は、まだ半分はローラ化が残ってる。
でも、応援したい女優ではある。
しかし、お嫁さんにはしたくない一人でもある。
名無しさん
自分で歌詞も書かない・作曲もしない。歌唱力も高くない。
それでうまく行くとでも?
名無しさん
そうだね~もう、25歳越えると何かを変えて行かないと今後続かない気もしますね。でも、まだ25歳なのでもうしばらくは今のキャラでも良いと思いますけどね。パフュームもまだ以前のままでやってるしね。あまり急に変えて売れなくなる事も有るので慎重な対応は必要でしょう。

 


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